月刊コンピューターテレフォニー 2013年1月号
2012年は、団塊世代の最年長者である1947年生まれが65歳に達する年であった。コンビニエンスストアやゲームセンターに高齢者が集い、大人用紙おむつが乳児向けよりも市場規模が上回る時代。高齢化はますます進み、社会全体の“シニアシフトは加速する一方だ。
介護事業やシニアをメイン顧客層とする企業に限らず、あらゆる企業が既存の事業戦略やマーケティングの手法を見直して、ビジネスの“シニアシフトが必要になっている。
目の肥えたシニアは、子供だましのプロモーションが通用しない本物志向だ。本著では、こうしたシニアを「スマートシニア」と定義している。商品・サービス、販売への導線などに「納得できる」「わくわくさせる」「メリットがある」と感じなければ、財布のひもを緩めない。
一方、付加価値に敏感で、笑顔や“おまけ”を喜び、「いい」と感じればリピーターになる。著者は、こうしたシニアの特性を解説、これからどのような商品・サービスが必要とされるのかを説いている。
【主なコンテンツ】
第Ⅰ部 日本中を席巻するシニアシフトの潮流
第Ⅱ部 シニアシフトヘどう対応するか
第Ⅲ部 さらなるシニアシフトで市場はこうなる
シニアシフトの衝撃 ― 超高齢社会をビジネスチャンスに変える方法