超高齢社会で何が起こるか:日本のトレンドを知り未来に備える

第2回東北大学タイ・ソーシャル・ベネフィット・セミナー

2月2日、タイ・バンコクのチュラロンコーン大学での東北大学タイ萩友会(同窓会)主催セミナーで講演することになりました。

日本は2007年に国連が定義する超高齢社会になりました。2016年現在の高齢化率は日本26.9%なのに対して、タイ10.9%。日本に比べるととても若い国に見えます。

ところが、出生率では日本1.44に対して、タイ1.48でほとんど同じ。つまり、多くの他のアジア諸国同様、タイも少子化が進んでおり、これから急速に高齢化が進んでいくことが予想されます。

しかし、高齢化率が低い国では、超高齢社会になると実際何がどうなるのかの想像がなかなかできません。タイの高齢化率10.9%は日本では1985年頃。ちょうどバブル経済が始まる頃です。こんな頃に現在の超高齢社会・日本の状況を予測できた人はほとんどいないでしょう。

今回の私の講演の狙いは、なかなか想像しにくいタイの近未来を日本の経験をもとにお話することで、彼らに今から何を準備すべきかお伝えすることです。

余談ですが、私は20代にバッグパッカーだった頃、タイに何度も旅をしました。当時できたばかりのドンムアン空港で野宿したこともありました。とにかく、タイ語が難しく、コミュニケーションに苦労した覚えがあります。

最後に行ったのは、1989年にフランスからの帰国の途中に立ち寄った時です。当時ですらバンコク市内は自動車が急増し、道路混雑が半端でない状況でした。あれから30年、懐かしさと共に、どんな様子に変わっているのか興味津々です。また、タイにも何人かいる友人たちと再会できる(かもしれない)ことも楽しみです。

東北大学タイ萩友会第2回同窓会セミナープログラム

東北大学サイトでの告知

東北大学タイ萩友会第1回同窓会セミナーの様子