親が元気なうちに準備を 遺言書のココがポイント

解脱12月号 特集 しあわせ家族研究室 終活①遺言書

解脱_2013年12月号_表紙_2今月のテーマは「遺言」。財産相続を巡って、家族親族が争うトラブルが増えています。そうした問題を避ける方法として、「遺言書」を考えてみましょう。ロングセラー『親が70歳を過ぎたら読む本』の執筆をはじめ、シニアビジネスのパイオニアとして知られる村田裕之先生に、今月は「遺言書の重要性と相続トラブルの予防」についてお聞きします。

 

元気なうちに遺言書を

 

遺言は民法で規定される法律行為のうちの「単独行為」(単独の意思表示を要素とする行為)です。たとえば、あなたが遺言者の場合、配偶者や子供があなたに作成を働きかけることは遺言書の趣旨に合いません。

 

その一方で、遺言書がないために、あなたの死後、相続トラブルが発生した場合、迷惑を被るのは配偶者や子供たちです。

 

これを踏まえると、遺言者が遺言書の重要性を認識し、「自らの意思で」死後の相続トラブルが起こりにくい内容の遺言書を残すことが望まれます。

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外食業界のシニア向けサービスがアメリカに10年以上遅れた理由

スマートシニア・ビジネスレビュー 20131125Vol.199

dennys1123日の日経朝刊と本日の日経MJに「デニーズ、シニア客向けスタンプカード デザート無料」という記事が掲載されました。

 

記事の要旨は『ファミリーレストラン「デニーズ」で60歳以上のシニア客を対象にしたスタンプカードを発行する。カード会員にデザートを無料で提供するほか、スタンプ数に応じて料金も割り引く。シニアに限定したサービスは外食業界では珍しい。』とのこと。

 

この記事で私がひっかかったのは「シニアに限定したサービスは外食業界では珍しい」の箇所です。というのは、デニーズを含めた外食産業の本場アメリカでは、10年以上前からシニア向けサービスが存在しており、日本の外食産業でも数年前から取り組みがなされているからです。

 

たとえば、IHOPというパンケーキを中心とした朝食専門のレストランでは、99年ころからシニア向けメニューがあります。

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あの小田和正の知られざる名曲「緑の丘」が聴けます

20131123日 ちょっと一息

川内キャンパスCDでもDVDでもiTunesでも売っていませんが、小田和正さん作詞作曲の素敵な歌があります。

 

タイトルは「緑の丘」。この曲は今年10月に東北大学の校友歌になった曲です。東北大学卒業生の小田さんが里見総長からの依頼で大学にプレゼントしてくれたものです。

 

実は1030日まで、東北大学関係者限定で小田さんのピアノ弾き語りバージョンが公開されていました。初めてこの演奏を聴いたとき、近年の小田さんの円熟した歌声で、昔を思い出しながら、静かに、語るように、一つ一つの言葉を大切そうに歌うスタイルに彼の新たな魅力を感じました。

 

その一方で、正直「東北大学の校友歌にしてはカッコウ良すぎるな・・・」とも思いました。どう聴いても小田和正節で(当たり前ですが・・・)、バンカラなイメージの強い東北大学の校友歌には今一つ、と思いました。

 

ところが、原曲を合唱用に編曲した合唱版を聴いてみると、小田和正バージョンとはまた一味違う素晴らしい演奏で、お世辞抜きに感動しました。1012日の大学のホームカミングデーで初演されたものがユーチューブに公開されています。

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映画「桃(タオ)さんのしあわせ」に見る香港と日本との老人ホームの差

スマートシニア・ビジネスレビュー 20131119Vol.198

カバー「桃さんのしあわせ(原題:桃姐、英題:A Simple Life)」は、日本人を母に持つアン・ホイ(許鞍華)監督、香港の大スター、ディニー・イップ(葉徳嫻)とアンディ・ラウ(劉徳華)主演で2011年にヒットした映画です。

 

この映画を観ようと思った理由は、先日フェイスブックの知人経由でこの映画の存在を知り、現在仕事で関わっている香港の老人ホーム事情や居住環境、家庭事情を知りたかったためです。

 

映画の物語は、60年仕えたメイド(桃さん、ディニー・イップ)が脳こうそくで倒れ、生まれた時から桃さんに面倒をみてもらってきたメイドの主人(ロジャー、アンディ・ラウ)が、今度は面倒をみるというもの。

 

映画の舞台は、香港・九龍の北西部にある低所得者向けの「護老院」。護老院とは香港の老人ホームのことで、老人院とも呼ばれます。映画を観てよくわかりましたが、その雰囲気は、かつての日本の養老院のようです。

 

この映画の公開が2011年とわずか2年前であり、映画で描かれているシーンがほぼ現在の状況だとすれば、香港の庶民向けの老人ホームの実態は、日本の40年以上前の状況に近いと言えます。

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現地に行って初めてわかる、メディアでは報道されないこと

ちょっと一息 20131117

1台風被害に遭ったフィリピンのレイテ島のニュースが連日のように報道されています。通信技術の発達で、テレビやネットを通じて遠い国での様子が映像でほぼリアルタイムに伝えられるようになりました。

 

←写真1 香港を代表するような景観



しかし、そうした情報は実際の現地の何百分の1以下であり、現地に行ってみるとメディアの報道で作られるイメージと異なることが多いものです。

 

昨日FBにアップした香港のヴィクトリア・ピークの様子も同じです。香港の風景として通常頻繁に伝えられるのは写真1のようなアングルです。ところが、現地に行くと、写真2のような、まったく予想外の風景が存在していました。

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シニアの財布はSNSで本当に緩むか?

スマートシニア・ビジネスレビュー 20131113Vol.197

同行の士との旅行の例118日の日経朝刊・消費面に「シニアの財布SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で緩む 同年代で旅行/カメラ機種競う 趣味の仲間集い奮発」という記事が掲載されました。

 

記事の要旨は「旅行やスポーツなど、60歳前後の中高年が交流サイト(SNS)への参加をきっかけに趣味への支出を増やしている。インターネット上では同世代の同好の士を集めやすい。仲間で集まると、奮発する人もいる。資産が比較的多いとされるシニア世代の消費拡大につながりそうだ」とのことです。

 

しかし、実態はこの記事ほど単純ではないでしょう。

 

シニアの消費行動で重要なのは、対象とする商品・サービスに対する「信頼度」です。そして、SNSを介したやりとりでの、商品・サービスに対する信頼度とは「情報発信者の信頼度」に他なりません。

 

一方、情報発信者の信頼度は、「情報発信者の専門性」×「情報発信者との関係性」で高まります。

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消費現場を変えるシニアの「わがままニーズ」業態別に異なるホンネの要望を分析

日経消費インサイト201311月号

tpic4-0日経産業地域研究所が発行する日経消費インサイト11月号に私のコメントが掲載されました。

 

今回の記事は、シニアの実際の消費行動や意向について網羅的に調査したもので、こうした情報に興味がある方には参考になると思います。取り上げられている調査項目の例は次の通りです。

 

1.      優先する支出

2.      百貨店に求めるもの

3.      コンビニエンスストアに求めるもの

4.      大型スーパーを核にしたSCに求めるもの

5.      ネットショッピングで不便に感じること

6.      どんな国内旅行をしたいか

7.      行ってみたい個性的なツアー

8.      孫との交流

9.      都心と、郊外、どちらに住みたい?

10.   退職シニアの居場所

 

調査結果を拝見したところ、これまでに知られている傾向を改めて確認するような結果となっています。記事には詳細に触れられていませんが、自由記入欄の書き込み情報に回答者の本音が反映されているようで、興味深いです。

 

以下、記事に引用された私のコメントです。

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高齢期の問題に親子で備えよう

読売新聞 近畿版 20131110日朝刊

yomiuri_kinki_131110介護は現役世代の問題

 

「元気だった親がある日突然、脳梗塞で倒れて入院、退院後介護が必要になって……」「ちょっと会話がかみ合わないなと思っていたら、認知症で見守りが必要になって……」。仕事に忙しい4050代の現役世代が、自分の親の介護について切実な悩みを抱えていることも多い昨今です。

 

介護保険で要介護認定を受けている人は494万人。そのうちの84%が75歳以上です(※1)。入院や通院で治療を受ける「受療率」、認知症の「出現率」なども70歳以降は急増。介護の必要性が大きくなっています(※2)。

 

一方、働きながら介護している人は290万人に上り、うち4050代は約6割(※3)。今や介護は親世代だけの問題ではなく、子どもである「現役世代とその家族の問題」でもあるのです。

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シニアの財布SNSで緩む 趣味の仲間集い奮発

日本経済新聞  2013118日朝刊

IMG_1680118日の日経朝刊・消費面に「シニアの財布SNSで緩む 同年代で旅行/カメラ機種競う 趣味の仲間集い奮発」という記事が掲載され、私のコメントが最後の方に引用されました。

 

シニアのSNS利用と言う場合、二つの点で注意が必要です。一つはシニアと一口で言っても団塊世代よりも若い65歳以下の層と以上の層とではネットの利用率にかなり差があること。もう一つは、SNSと言っても、不特定多数が入り乱れるツイッターなどより、誰が誰なのか顔が見えるクローズドな会員制サービスの利用度が高いことです。

 

特にフェイスブックは、65歳以上のアクティブ利用者はまだまだ少ないですが、それよりも若い年齢層ではそれなりに利用者が存在します。特に50代では高校時代や大学時代の同級生との交流の場「ネット同窓会」が頻繁に行われる傾向が見られます。

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岐路に立つ百貨店、シニアシフト時代のサバイバル戦略は?

1110 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第80

あべのハルカス百貨店はいま岐路に立っている。松坂屋銀座店は88年の歴史に幕を降ろし、新業態への転換を決めた。一方、「劇場型百貨店」の阪急梅田本店や、日本最大級の売り場面積で「街のような場」を標榜するあべのハルカス(近鉄百貨店)のように百貨店の復権を図る例もある。高度成長期の業態である百貨店も、シニアシフトの進展に合わせてどのような方向性が求められているのだろうか。

 

「何でもあり」より「この分野ならここしかない」をつくれ

 

従来、百貨店とは「百(=多くの)貨(=モノ)店」であり、多くのモノを売るところ(買うところ)だった。高度成長期の家庭にモノが不足していた時代に、そこに行けば何でも買うことができる場所が百貨店だった。

 

しかし、低成長・モノ余りの時代には、単に「何でもある」だけでは、もはや差別化にはなり得ない。むしろ「この分野ならここしかない」という高度な専門性と差別化が必要だ。

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