都市部シニアの食に関する「不」は何か

大正リポート 20146月号 シニア市場をねらえ 第4回より

大正製薬_大正リポート_2014年7月_表紙都市部では交通網が整備され、食品スーパーも多いだろうと予想されることからシニアにとって住みやすい環境であると考えがちですが、実は、様々な「不」が存在し、シニアにとって意外に住みにくい環境になっているのです。

 

日本政策金融公庫の「消費者動向調査」平成24年(2012年)7月によると、「食に対して一番重要だと考えるものは何ですか」という質問に対して、60代、70代では「健康に良いこと」が一番でした。これに対し、2040代では「価格が安いこと」つまり経済性についての項目がトップでした。

 

次にシニア世代に「どういう不便があるか」という質問に対しては、一番多かったのが「近所にお店がない」で、次に多かったのが「お米など重いものを運ぶのが大変」、3番目には「一人で買い物に行くのが困難」となりました。これらがシニアの感じている不便なのです。

この投稿の続きを読む »

タグ


消費者から求められるこれからの高齢者向け住宅

TOTOパブリックレポート2012.11 特集 選ばれる高齢者住宅・施設

TOTO_パブリックレポート2012_表紙_2特集2

消費者から求められるこれからの高齢者向け住宅

 

制度スタートから1年が経過し、次々建設が進んでいる「サービス付き高齢者向け住宅」。長引く不況で、あり方を変えようとしている「有料老人ホーム」。高齢者向け住宅はいま大きな転機を迎えようとしています。施設はどのようにあるべきか、シニアビジネスに詳しい村田裕之氏に、市場から見た、これからの高齢者向け住宅の現在の傾向と消費者目線でのこれからのあり方を俯瞰していただきました。


全般的に価格が下がり気味の高齢者向け住宅

 

現在、日本における高齢者向け施設・住宅は、介護施設を除くと、2つに大別されます[図1]。1つは「老人ホーム」。もう1つは「サービス付き高齢者向け住宅」(以下、サ付き住宅)が含まれる「高齢者向け住宅」です。

 

前者の代表格は「有料老人ホーム」で、「介護サービスのない住宅型・健康型」(以下、自立型)と「介護型」に分かれます。いずれもほとんどの施設が入居一時金と月額利用料を支払って「利用権」を得る方式です。

 

一方、後者は201111月からはじまった見守り・生活相談などのサービスが付いている賃貸住宅です。月極家賃を支払って「賃借権」を得るもので、もともとは有料老人ホームなどの高額な一時金が支払えない高齢者へ住居を提供する狙いがあります。

 

これらの施設に対して消費者が求めているものは何でしょうか? 重要なものの一つは、支払可能な価格です。「有料老人ホーム」では、10年前には入居一時金5000万円も珍しくなかったのですが、今では5001000万円程度とかなり価格が下がっています。

 

第一の理由は、20004月から開始した介護保険制度によって民間企業が多く参入し、供給過多になったことです[図2]。第二の理由は、「スマートシニア」と呼ぶべき自ら情報武装した賢いシニア層が増えたことが挙げられます。

この投稿の続きを読む »

タグ


超高齢時代到来、シニア市場はこれからどうなる?

2012年613 福岡日経懇話会4月例会レポート

日経懇話会会報表紙●誤解が多いシニア市場

 

「2007年問題」というのがありました。皆さん、覚えていらっしゃいますか。ちょうど5年前、団塊世代の一番年長の方が60歳になると、一斉に定年退職されて世の中がひっくり返る、それが「2007年問題」と言われました。ところが、あまり変化がなかった。なぜかというと多くの方がリタイしなかったから退職せずにそのままずっと仕事を続けて今に至っています。ところが5年たって今度は65歳。今度こそ退職だということで、また注目されています。

とはいえ最近の傾向は、皆さんそれでもまだリタイしないで、何らかの形で仕事を続けたいという方が増えています。年配者があまり長く会社に居続けると、若い者の雇用はどうなるんだという話もあるのですが、私はむしろ逆だと思います。力のある方はどんどん仕事を続けて、新しいビジネスを作っていただいて、そして、若い人たちの雇用の受け皿も作ってもらう。そうすれば双方のメリットになます。

シニア市場単に「団塊世代」だけの市場ではありません。もう日本全体の高齢化が進んできて、いろいろなところで目に見えるようになってきた。また日本だけの市場ありません。先週、私はシンガポールにおりました。中国、シンガポール、香港、台湾、タイ、マレーシア、インドあらゆる国・地域からビジネスマンが集まって、高齢化に伴う投資機会、ビジネスはどうなるのか議論して来ました。世の中全体高齢化を何とかビジネスチャンスにしたいという機運が高まってきたのが、今年かと思います。

まずシニア市場がどのような特徴をもつ市場かを整理したうえで、本題の話をしたいと思います。

この投稿の続きを読む »

タグ


「孫ビジネス」の解説でNHKおはよう日本に出演します

20125107:15頃~7:30NHK総合テレビ

image明日510日の7:15頃からNHKおはよう日本に「孫ビジネス」の解説で出演することになりました。(インタビュー出演)

 

今年は団塊世代の最年長者が65歳になり、退職者が急増すると予測されており、新たなビジネスチャンスととらえている企業が増えています。

 

そのような動きの一つとして、団塊世代(祖父母)とその孫との関係性から生まれる消費に着目した「孫ビジネス」が再び注目されています。

 

従来の「孫ビジネス」といえば、孫の誕生を機会としたベビーベッドやベビーカーなどの育児用品から始まり、幼稚園や小学校入学を機会としたランドセル、勉強机などの学習道具、七五三などのお祝い品などが典型でした。

 

しかし、最近の「孫ビジネス」では、たとえば、三世代同居を考慮した住宅や三世代が一緒に楽しめる旅行商品、遊園地など従来型の商品に留まらない広がりを見せています。

 

今回の番組では、なぜ今、こうした新たな「孫ビジネス」が盛んになっているのか、その社会的背景についてコメントしました。特に近年増加が続いている「近居(きんきょ)」による消費行動の変化についてお話ししました。

この投稿の続きを読む »

タグ


スーパーのレジ袋が有料な所と無料の所

ちょっと一息 2011810

rejibukuro-sakugen昨日ある小売業の方とお話しをした際に、スーパーのレジ袋が有料な所と無料の所があるという話題になった。

 

私の自宅近くの大手スーパーでは半年前からレジ袋が有料になった。そのことだけでなく、店全体が以前よりも世知辛くなり、何となくその店に行く気がなくなった、という意見を多くの主婦から耳にしていた。

 

レジ袋の課金は一袋5円。たかが5円くらい、たいしたことはないように思えるが、主婦がスーパーで買い物をする場合、5円高いと言うのは気になるのだ。代わりに行くようになったという店では、レジ袋が無料だ。

 

これはガソリンスタンドでガソリンが1リットル1円他店より安いという理由で、その店を選んでしまうのと似ている。購買する場所によって価格帯に対する固有の相場観があるからだ。

この投稿の続きを読む »

タグ


このページの先頭へ

イメージ画像