台湾政府系研究所主催のコンファレンスで講演します

11月25日 台湾Institute for Information Industry

taipeiiii台湾政府系の情報産業研究所Institute for Information Industry主催のコンファレンスで基調講演します。

コンファレンスのタイトルは、Creativity and Entrepreneurship in Technology-Driven Innovation: 4G User Friendly Applications International Conference(技術主導型イノベーションにおける創造性と企業家精神)。文字通り情報産業のためのコンファレンスですが、アクティブシニア・ビジネスに対する知見を求めているとのことでお招き頂きました。

私の講演のタイトルは、The Smart Ageing Way: Japanese experiences towards the super-aged societies(スマート・エイジングという方法:超高齢社会に向けた日本の経験)です。

シニアビジネス市場が広がる条件は「所得レベルの向上」と「社会の高齢化進展」です。所得レベルの目安は「一人当たりGDP」です。2015年の購買力平価ベースの一人当たりGDPでは実は台湾は日本よりも大きくなっています。

一方、社会の高齢化進展の目安は「高齢化率」ですが、日本の27.3%(2016年9月)に対して台湾は12%(2015年)で、まだ若い国と言えます。

しかし、台湾の合計出生率は1.12(2015年)と日本の1.43よりも低く、少子化が進んでおり、近い将来急速に高齢化が進展すると予想され、政府関係者の高齢化対策に対する関心は高いようです。

拙著「シニアシフトの衝撃」「成功するシニアビジネスの教科書」は中国語訳で翻訳出版されていますが、実は全て台北の出版社からの発行です。

台北を訪れるのは2年ぶりになります。台北に行くと真っ先に目に入るのは、街中をぶっ飛ばすスクーターの群れ。郊外に行くと日本の昭和40年代のような懐かしい風景。2年ぶりの台北でのまた新しい出会いが楽しみです。


コンファレンスのページ

シニアシフトの衝撃(中国語版)

成功するシニアビジネスの教科書(中国語版)

Institute for Information Industry