村田裕之著 ダイヤモンド社 1,680円(税込)
30以上の主要メディア書評に取り上げられた団塊・シニアビジネスのベストセラー。中高年向けビジネスを考える際の10のコンセプトをキーワードに、豊富な事例と事業のヒントをまとめた必読書。韓国でも翻訳出版!
著者からのメッセージ
この本は、シニア・団塊市場を対象とした新事業立ち上げで悪戦苦闘されている現場のマネジャーの皆さんへのエールのつもりで書きました。
団塊世代をひとくくりにする見方は、実は高度成長期の成功体験を引きずったステレオタイプなのです。しかし、現代を生きる中高年は、高度成長期に比べ、多くの変化にさらされるため、その消費行動はきわめて多様となります。
したがって、これからのシニア・団塊市場では、この多様性への適用力をもつことが求められます。
このことを多くの成功事例と共に実務に役立つヒントとしてお伝えしました。
書評で取り上げていただきました
団塊世代を含めたシニア市場を解説する。顧客を一つの「カタマリ」と見なし、大量生産、大量流通、大量販売する従来のマス・マーケティングが、シニア市場では通用しないと説く。
- 日本経済新聞
机上でデータをいじくり事例をかき集めた類書とは全く違うリアルな情報が詰まった一冊。「日本でもシニアビジネスの勉強会は多いが、紹介される(国内での)成功事例は同じ会社ばかり」と指摘する。マスメディアの記事はどうだろう?耳が痛い。
- 日経MJ(流通新聞)
著者は、米国で大成功を収めたシニアビジネス事例をもとに導きだした「成功の鉄則」をさまざまな角度から解説。 「先駆者たちの市場を読む発想や工夫の視点にこそ学ぶべき」とも。成功事例の日本版コピーはうまくいくか?といった発想を変えなければ成功はなさそうだ。
- 日刊工業新聞
ひさびさにワクワク感のアドレナリンを感じさせてくれた本である。実にへぇーなビジネスが紹介されている。 そしてそれらの考察が 小気味よく構造化されているのが好感だ。これは超オススメ!
- Webook of the Day 「今日の一冊」
シニアビジネス分野の第一人者である著者が米国の最前線をレポートし、成功例・失敗例から、団塊世代マーケットを念頭に日本での可能性を探った。 シニアによる超ミニ企業の企業例など、シニア自身のビジネスヒントとしても使えそうだ。
- 週刊朝日
「シニア市場は複雑で多様性に富む」との指摘は、100兆円規模とされる日本の高齢者市場を狙う企業家ばかりか、将来に不安を抱く中高年層にこそ示唆的である。
- サンデー毎日
減量する姿を男に見られたくない女心に着目、急成長した中高年女性専用フィットネスクラブなど米国シニア市場の成功例をルポ。 日本企業にとって高齢層は百兆円市場とされるが成果は芳しくない。高齢社会の不安解消の道筋も示唆。
- 週刊文春
本書は、長年抱えてきた評者の疑問に見事に答えてくれる。著者の視点は悲観論にも楽観論にも与していない。著者の村田裕之氏はアカデミックな経歴と事業家としての経歴の双方をもっている。エイジズムを克服する視点からシニアビジネスを語りうる能力は、その多彩なキャリアの賜物であろう。
- 英語教育
米国で広がる「ナノコーポ」を紹介した本。米国でのナノコーポの増加は、日本の中年サラリーマンにも”いい刺激”だろう。
- 日刊ゲンダイ
アメリカのシニアビジネスをいろいろと紹介しているが、その成功事例を日本にも導入せよ、というのが趣旨ではない。成功者たちが、シニアビジネス市場をどう読んでいったか、どう工夫してサービスを提供しているのかを学び、「自ら先駆者として一歩踏み出すこと」が必要だと著者はいう。
- 夕刊フジ
「団塊の世代」の大量定年を間近に控え、各企業はシニアの囲い込みにしのぎを削るが、「五十歩百歩」の感を否めない。シニアビジネス先進国、米国の成功例を挙げながら、日本でこのビジネスを成功させる方法を説く。
- 週刊東洋経済
消費不況の打開策としてこの10年余、マーケットが求め続けてきた「シニア・団塊市場」。だが、そのマーケティングがことごとく失敗したのは、デフレ不況の襲来を見るまでもない。いまだその総括さえでき得ない段階での本書の指摘は、その先進国アメリカでの事例が豊富なだけに示唆に富んでいる。
- 経済界
本書は、新規ビジネスの指南書として最適であるばかりでなく、消費者としての現在のシニアの実像を知る社会書として読むのも興味深い。
- シルバー産業新聞
シニアのニーズや消費動機がわからないという経営者には、”眼から鱗”のビジネスヒント満載の一冊である。
- 綜合ユニコム 月刊レジャー産業資料
「シニアビジネス」は、世界最大の未開発市場への究極のガイドだ。 高齢化が、あなたのビジネスにどのような影響を及ぼすか、そして、このトレンドから利益を得るために何をすればよいかを理解したいのなら、この本は絶対必読である。
– ダニエル・ピンク 「フリーエージェント社会の到来」著者
やがて定年を迎える「団塊の世代」。誰もがそこには大きなビジネスチャンスを期待しがちだが、「巨大市場は生まれない」と著者は一蹴。 キーワードはシニア世代の”多様化”であり、そこから学べるのは、まずシニア=「年寄り」 という考えを捨てることが、成功への近道ということ
- パーソナルブレーン トップポイント
間もなく団塊の世代が定年を迎え、100兆円ともいわれる巨大なシニア市場が出現する。だが、この市場をマス・マーケットとしてとらえても、ビジネスでは成功しない。 シニア市場は、複雑かつ多様性の強い市場だからだ。 成熟化の先行例アメリカに学びながらシニアビジネスで成功する法を探る。
- 日本実業出版社 月刊ビジネスデータ
シニアビジネスに携わる人だけでなく、自分自身がビジネスの対象としてどうとらえられているかを知りたいシニア世代にもおすすめの1冊。
- オールアバウトジャパン シニアライフ
私たち定年者が、一人の消費者として、これからどのような商品がシニアに対して供給されていくのか、また消費者としてどのような動きをしなければならないのかについて教えられるところが多い書籍。 これからのシニア市場に関して数多くのヒントを与えてくれます。
- オールアバウトジャパン 定年後の楽しみ方
多様性がキーワードになる市場は、一筋縄ではいかない。村田氏の持つ明るさと前向きな姿勢、加えて、対象に対する「ひたむきさ」があってはじめて切り拓けていけるものだと思う。
- 日経BP MedWave
シニアや団塊世代市場は存在するのか。ビジネス成功のための鉄則を十のテーマに分けて紹介する。
- 電通報
団塊市場を見ているだけでは、団塊市場は見えてこない-。『シニアビジネス「多様性市場」で成功する10の鉄則』では、巷間言われているシニア・マーケットのとらえ方が根本的に間違っていると警鐘を鳴らす。
-保険毎日新聞
著者が述べているように、「労働集約に陥りやすい人的サービスを、 プロの専門スキルを提供する『システム商品』に仕立て」ることこ そが、シニアビジネス、およびこれからの知識社会で求められるビ ジネスの成功要件なのでしょう。
- ビジネスブックマラソン(アマゾンバイヤーによる書評)
社会とかかわりながら人生を楽しみたいと考える中高年に向けたビジネスの事例には、コミュニティの作り方のヒントも隠されている。生きとし生けるものの交流の場づくりがビジネスになるのだ。ビジネス書としてだけでない読み方ができる好著だ。
-アイ・エム・プレス 月刊 IM Press
従来のマス・マーケットとは異なる性質を持ち、”多様なミクロ市場”を形づくる団塊世代の心をつかむためのヒントと成功事例を紹介している。
- UFJ総合研究所Issue of Management
本書は、米国における先進事例の分析をもとに、この「多様性市場」で成功する10の鉄則を紹介している。
- 商工ジャーナル
「シニア向け事業」の入門書として使える
- 綜合ユニコム 月刊シニアビジネスマーケット
村田氏はこのマーケットを「多様なミクロ市場の集合体」と喝破し、ミクロ市場のあちこちで実績をあげている米国の事例を紹介している。痒いところに手が届いたシニアビジネスの数々は小気味好い。
- ファイナンシャル・ジャパン
著者はアメリカの潮流を細かに追いかけている。とはいうものの、なんでもかでもアメリカを見習えといっているわけではまったくない。アメリカの事例は事例として受け止めて、わが国独自のスタイルが誕生することを期待している。 本書は団塊世代はじめシニアへの激励のメッセージとも受け止められそうだ。
- スローネット
シニアビジネス「多様性市場」で成功する10の鉄則 目次
プロローグ 団塊市場を見ているだけでは、団塊市場は見えてこない
序章 多様性市場への適応力
―シニア・団塊市場は「多様なミクロ市場の集合体」になる
第1章 「不」の発見者
―飽和市場の隣には新たな「不」が出現する
第2章 商品シーズ編集者
―商品の形態は「シーズ型」から「ニーズ型」へ向かう
第3章 エイジング・スタイリスト
―商品の重点は「機能」から「スタイル」へ移る
第4章 出張駆込み寺
―商品の提供場所は「店頭」から「在宅」へ向かう
第5章 プライベート・コンシェルジュ
―コンシェルジュ・サービスは「富裕層」から「大衆層」に向かう
第6章 第三の場所
―毎日定期的に「行く所のない退職者」が増える
第7章 知的合宿体験
―生涯学習には「身体を使う学び」が求められる
第8章 ナレッジ・ネットワーカー
―自分サイズのミニ企業「ナノコーポ」が増えていく
第9章 知縁
―居住コミュニティでは「知的刺激」が求心力になる
第10章 ゆるやかな大家族
―「個」と「集団」との境界があいまいになる
終章 「多様性市場」で成功する10の鉄則
エピローグ 自分の感性で判断し、自ら先駆者として一歩踏み出す