2014年8月25日 村田裕之の活動
8月26日にPHP研究所より、私が監修を担当した新著「どうする?親の家の片付け」を上梓することになりました。
新著はここ数年ブームになっている「親の家の片付け」がテーマです。
突然、親の家の片づけをしなければならなくなった……。
近い将来、親の家を片づけることになりそう……。
テレビや書籍、雑誌には、すでに多くの関連情報があふれています。
しかし、そもそも「なぜ、子どもが親の家の片づけをしなければならないのか?」と感じている方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
本書はその疑問に対する答えを教えてくれます。
現在の日本で、親世代は、まだまだ働き盛りの現役まっただ中です。自分の親に“何か”が起こるとは、まだ想像もしていない方もいるでしょう。
しかし、元気だった親たちも、高齢になると体の無理がきかなくなってきます。そして、ある日突然、同居や施設入居、死去などをきっかけに親が住んでいた家を片づけなければいけなくなるのです。
いざ片づけを始めようとしたとき、親の家には想像以上にモノがあふれていた、何がどこにあるかわからないというようなことから、どう片づけたらいいかわからずに茫然としてしまったという声をたくさん聞きます。
だからこそ、親が元気な今から、片づけを始めておく必要があるのです。残念ながら親が亡くなってしまったという場合も、早めに始めておいて損はありません。
本書では、突然、親の家の片づけが必要になったときにも焦らずに対処するための方法を紹介していきます。自分自身に置き換えてシミュレーションができるよう、片づけのステップからゴミの分別方法まで、具体的に説明しています。
事前知識があれば、不必要ないざこざやトラブルを避けることもできます。不用意に片づけを進めていたら親と険悪な仲になってしまった、兄弟姉妹ともめた、というケースがあるのですが、それを避ける方法も紹介しています。
そして、とにかく苦労をしそうなイメージの片づけですが、心構え次第で「親と向き合う機会」「人生観を変えるチャンス」に変えることもできます。
この本を読んで、「親の家の片づけをしてよかった」と思っていただければ幸いです。