Eldercare Awards 2020

Ageing Asia Innovation Forum 2020

第8回「Asia Pacific Eldercare Innovation Awards 2020(アジア太平洋高齢者ケア・イノベーション・アワード)」のファイナリストが決定しました。

私はこのアワード設立された第1回から審査員を務めていますが、毎年日本からのノミネートが少ないのが残念でした。しかし、今年度は昨年度に比べ日本企業からの選出が増えました。

FACILITY OF THE YEAR – AGEING-IN-PLACE部門では、株式会社グルントビー(菅原 健介 代表取締役)が選ばれました。

菅原さんは、デンマーク留学の体験からグルントビー(デンマーク語)を立ち上げたこともあり、海外志向が強い方です。数年前に日本で開催したAAIF Japanで初めてプレゼンしたのがきっかけで、今回アワードに応募したものです。

INNOVATION OF THE YEAR – RESIDENTIAL CARE MODEL部門では、社会福祉法人 弘陵福祉会(溝田弘美 理事長)が運営する特別養護老人ホーム 六甲の館が選ばれました。

溝田さんは、アメリカ留学後、AARPのニューヨーク支部でアドバイザーを務めた経験もある国際派。帰国後は神戸の六甲山にある日本で一番標高の高い!特養で、介護サービスを魅力的にするための活動に取り組んでいます。東北大学スマート・エイジング・カレッジ(SAC)東京の参加企業でもあります。

INNOVATION OF THE YEAR – CAREGIVER MODEL部門では、NPO法人 未来をつくるkaigoカフェ(高瀬比佐子 理事長)が選ばれました。

高瀬さんは、介護に関わる人々が思いを語り、学ぶ、対話の場としてのkaigoカフェを全国に展開して、閉塞感に陥りやすい介護の世界に風穴を開ける活動をしている方です。2年前に台湾での講演の際に、ニアミスしたのがきっかけで、私とも知り合いになりました。

これ以外にも多くの日本企業、シンガポールで活躍している日本人や日経企業がファイナリストに選ばれています。

ファイナルで優勝するには、5月18日に行われる審査員の前での最終プレゼンが重要です。英語のハンデのある日本の皆さんには、ぜひ、次の記事を参考に万全のプレゼンをしていただきたいと思います。

日本人プレゼンターがもっと受賞するために何が必要か?

5分間のプレゼン 印象に残るもの、残らないもの

Ageing Asia Innovation Forum