2012年11月19日 日刊工業新聞
日刊工業新聞11月19日号の新刊書評欄に「シニアシフトの衝撃」を取り上げていただきました。以下はその内容です。
シニアシフトは時代の流れであり、待ったなしであるというのは当然のこと。シニア層は拡大、若年層は減少するのが明らかだからだ。しかしながら、分かっていても行動できない企業は多く、行動しても苦戦しているところも多い。
そこで、少子高齢化や人口減少社会という危機をビジネスチャンスに切り替えるための方策として、まずシニアシフトのインパクトを説明し、シニア市場に対する洞察力と市場進出のための実践的なヒントを示した。
シニアビジネスの基本は「不」の解消であると説き「不安・不満・不便」が有望市場の裏返しであると指摘。女性専用フィツトネスクラブの成功例を示している。そのクラブを卒業、普通のクラブに通う人も増えているが、潜在市場が大きく成長継続中。
また非合理の中に商機ありとして紹介している200種の漬物を置くダイシン百貨店の戦略も興味深い。