村田裕之の団塊・シニアビジネス・シニア市場・高齢社会の未来が学べるブログ

団塊・シニアビジネスのパイオニアで高齢社会問題の国際的オピニオンリーダー、村田裕之が注目の商品・サービス、シニア市場トレンド、海外シニアマーケット動向を独自の切り口で解説。ビジネスの視点、教訓・学び、生活のヒントをお伝えします。

「ノスタルジー消費」の記事一覧

懐かしさと機能性をバランスした腕時計

シニア男性にうける通販の秘訣とは?

日本の人口動態を見ると団塊世代より上の年齢層は圧倒的に女性が多い。これを反映してか、シニアを対象にした通販会社の会員は一般に女性の割合が圧倒的に多い。ところがライトアップショッピングクラブは男女比がほぼ1対1で同業他社と比べて男性比率が高い。なぜ、シニア男性に受けているのか?

朝日放送テレビ「newsおかえり」”大人の○○シリーズ”で解説します

「大人の○○」と銘打った商品は、中高年・シニア向け商品戦略の一つです。例えば、「大人の科学」「大人のガンダム」「大人の塗り絵」などがありますが、実はその商品化の切り口は3通りあります。その切り口毎の事例と、なぜその切り口で商品化できるのかをお話しします。

シニアが愛ス 60代・70代以上 支出金額伸び率高く

日本アイスクリーム協会によると、2021年度の販売額は5258億円と過去最高になったとのこと。21年のアイスクリームの世帯主年代別支出金額は60代が9567円と11年に比べて49%増、70代以上が7,454円と同43%増と他の年齢層に比べて伸び率が高い。この理由について解説しています。
台場一丁目商店街の外観

なぜ、「昭和」がテーマだと心地よいのか?

40代を過ぎるとノスタルジー消費という形態が見られる。現在40代以上の年齢層は昭和文化を「世代原体験」に持っている。昔なじんだ文化体験に触れると当時の記憶や経験した情動が呼び起こされ、若くて元気で幸せだった頃の自分を追体験する。これが脳内の「ドーパミン神経系」の活性化につながり、「元気」や「やる気」を生み出す。
フードノスタルジア

「ノスタルジー消費」が経済動かす

ノスタルジー消費とは主に40代以降に現れる消費形態で、特定の世代の「世代原体験」が影響を及ぼす消費行動。世代原体験とは特定の世代が20歳頃までに共通に体験する文化。05年に大ヒットした映画「ALWAYS 三丁目の夕日」は「団塊の世代以降」、91年に大ヒットしたドラマ「東京ラブストーリー」の25年後に出た続編漫画は「しらけ世代の後半」、ディスコ、なめねこが登場するY mobile のコマーシャルは、「バブル世代」のノスタルジー消費を促している例
昭和の雰囲気が残る日本橋界隈

ノスタルジー消費の心地よさ

世代特有の嗜好性の多くが世代原体験により形成される。それが齢をとってからの消費行動に影響を与えることがあり、その一つを私は「ノスタルジー消費」と呼んでいる。ノスタルジー消費は当該世代が40代になるとよく見られ、そこには心理行動学的背景がある。昭和世代の主婦が朝ドラを観ると元気になるのは、こうした背景がある。

子供・若者向けの商品が、大人・シニア向けに売れないかを考える

大人向け紙オムツは高齢化の進展による需要増が顕在化してきたために開発された商品である。一方、現時点で大人向けの需要が顕在化していなくても、子供や若者向けの商品・サービスを大人・シニア向けに売れないかを考えてみることで潜在市場を顕在化できる可能性がある。

世代原体験とシニア消費行動の関係を読む

日経BizGate 識者コラム 成功するシニアビジネスの教科書 日本経済新聞のサイト、日経BizGate 識者コラムで連載第4回が掲載されました。   第4回のテーマは「世代原体験とシニア消費行動の関係を読む」。異なる世 […]