前職時代の常識は捨てて:定年後に起業する⑥

朝日新聞5月25日 なるほどマネー Reライフ 人生充実

asahi150525昔に比べると起業のハードルはかなり下がりました。株式会社設立のための資本金は、以前は最低1千万円必要でしたが、現在は1円でも設立できます。また、多くの地方自治体が起業資金を市場金利よりもかなりの低利で融資するなど、一昔前に比べて起業環境は格段に改善されています。

しかし、会社は設立できても存続するには、従業員1人の会社でもそれなりの「経営」が必要です。現在、創業企業の廃業率はおおむね1年以内30~40%、3年以内70%、10年以内80%と言われています。

つまり、8割の企業が10年以内に廃業しているのが現実です。そこで今回は「定年後起業の落とし穴」についてお話しします。順を追って陥りやすいパターンを見ていきましょう。

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顧客の立場でサービス提供 定年後に起業する⑤

朝日新聞 5月18日 Reライフ 人生充実 なるほどマネー

asahi150518起業のテーマをどう選ぶか。今回は「同世代に癒やしの場を提供する」です。

静岡県に住む団塊世代のCさんは、定年目前の57歳で繊維会社からリストラされました。計画していた定年後の日本一周旅行は夢物語になりました。3人の子供の教育費も必要で、家のローンも10年以上残っていました。

「なーに、仕事を選ばなきゃ月に20万円や30万円ぐらい稼げるだろう」と思っていたCさんは、ハローワークに通って自分の甘さを思い知らされました。57歳という年齢では20万円はおろか、仕事そのものがないのです。

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人の役に立つ、新たな喜びに:定年後に起業する④

朝日新聞 5月11日 Reライフ 人生充実 なるほどマネー

asahi150511前回に続き、起業テーマをどう選ぶかについてお話しします。今回は「他人の役に立ち、地域の役に立つ」テーマでの起業です。

福岡県に住むBさんは、仲間の退職者3人と便利屋を開業しました。Bさんは「60、70代はまだ元気なのに退職がやってくる。住んでいる地域の人たちとは面識もないため親しく話す人もなく、毎日が日曜日だ。退職者の中には、大工仕事が得意だったり、植木の剪定(せんてい)が好きだったりと様々な特技を持った人が大勢いる。これらの人材を活用しないのはもったいない」と感じていました。

一方、「地域には高齢者だけの世帯が増えている退職者たちとうまくマッチングできれば両者に喜ばれ、地域の活性化もできる」と考え、便利屋を起業して実践することに決めました。

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ノウハウは現役時代にあり:定年後に起業する③

朝日新聞 5月4日 Reライフ 人生充実 なるほどマネー

asahi_150504起業した事業がうまくいくかどうかは「どういう事業テーマ」を選ぶかがカギです。有効な方法の一つは「現役時代の経験・ノウハウ」を生かすテーマを選ぶことです。

例えば、設計会社に勤めていた人が定年後に設計事務所を開設する、出版社に勤めていた人がライターで起業するというやり方です。現役時代の経験や人脈がほぼ直接生かせるので、起業のリスクはかなり低くなります

一方、退職後には現役時代にできなかった、自分のやりたいことで起業したいという人もいます。Aさんは、60歳で定年、64歳まで嘱託として勤めた後、退職しました。自分の好きなことを仕事にしたいと思い、長くアイデアを温めてきた女性向けの靴のデザイン、製造・販売で起業しようと計画していました。

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顧客いて無借金ならOK:定年後に起業する②

朝日新聞 4月27日 Reライフ 人生充実 なるほどマネー

asahi_150427-2定年後の起業には「従来型起業」「身の丈起業」があります。従来型起業は、しっかりした事業計画書をもとに、銀行などから起業資金を借りて、何人ものスタッフを雇って起業するものです。

これに対して「身の丈起業」は、起業資金は自己資金で賄い、スタッフは自分1人プラス1人程度にとどめます。本連載では「身の丈起業」についてお話しします。

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身の丈起業 生活に張り:定年後に起業する① 

朝日新聞 4月20日 Reライフ 人生充実 なるほどマネー

koreisha朝日新聞朝刊の「Reライフ 人生充実 なるほどマネー」のコーナーで「定年後に起業する」と題した連載を始めました。

連載第1回のタイトルは「身の丈起業 生活に張り」。定年後の起業には「従来型起業」「身の丈(みのたけ)起業」があります。従来型起業は、綿密な事業計画書を作成し、それを基にベンチャーキャピタルなど外部機関から起業資金を調達し、複数のスタッフを雇って起業するものです。

これに対して「身の丈起業」は、起業資金は自己資金で賄い、スタッフは自分1人プラス1名程度で起業するものです。私は10年前にこの形態を「ナノコーポ」と名付けたところ、高齢者活躍支援協議会という団体が数年前から「ナノコーポのすすめ」という起業講座を行うようになりました。本連載では「身の丈起業」を対象に話を進めます。

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人の役に立つという喜び~リンゴとブルーベリーに生かされて

解脱4月号 連載 スマート・エイジングのすすめ 第4回

解脱4月_表紙横田さんは、長野県園芸試験場でリンゴ栽培の専門家として16年間務めた後、岩手大学に新設された果樹園芸学講座に転出しました。新設講座なので果樹園作りから始めなくてはならず、長野を去る際にもらったブルーベリーの苗木を植えました。

その年、岩手県は大冷害に襲われ、秋になっても穂も出ずに枯れる水田が連なる。その光景は哀れさを通り越して恐怖でした。そんな中、順調に成長し、花をつけたブルーベリーの果実は東北の農家を救う希望の星のように見えました。

5年後に定年を迎える60歳、横田さんは奥さんと相談して定年後は果樹農家としてリンゴとブルーベリーを栽培することにし、各地の土地を見て歩いては夢を語り合いました。ところが、その一年後、奥さんの体調が激変し、いくつかの診療科を回ったが回復せず、最後に神経内科で進行性のALSで余命は半年と診断され、その診断通り六ヵ月後に旅立ってしまいました。

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団塊「駅近タワマン族」

週刊朝日2015213日号 特集 定年後どこに住む?第2

 

週刊朝日0213表紙週刊朝日2月13日号 特集 定年後どこに住む?団塊「駅近タワマン族」にインタビュー記事が引用されています。

 

50代~60代の住みたい街ランキングというのがあり、関東では1位吉祥寺、2位恵比寿、3位鎌倉、関西では1位夙川、2位西宮北口、3位岡本でした。関西は総じて阪急沿線の山の手側が多いのが目立ちます。しかし、よく見ると関東も4位以降は田園都市線沿線が挙がっており、特定のエリアの人気が高いのはどちらにも共通しています。

 

以下にインタビュー記事が引用されている部分を掲載します。

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中高年にとって避けては通れないのが、今後要介護になったときの不安だろう。シニアビジネスに詳しい東北大特任教授でエイジング社会研究センター代表理事の村田裕之さんは、「65歳以上で要介護認定を受け、施設に入っている人は全体の約3%しかおらず、実はほとんどの人が在宅です。住み替えするにしても、〝そのとき〟を想定して選ぶべきです」と指摘する。

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古希を生きる① 人生、一度は光があたる

解脱2月号 連載 スマート・エイジングのすすめ 第2

解脱2月号_cover私は昨年縁あって「Mr.古希」という出版プロジェクトの審査委員長を務めました。プロジェクトの目的は、超高齢社会を迎え、定年後の生き方を模索するビジネスマンに、全国各地から募集する豊かなシニアライフの実例を紹介する「第二の人生の参考書」の出版でした。

 

全国各地から400点を超える作品が寄せられ、そこから50点が入選作品として選ばれました。今号から数回に渡り入選作品をご紹介しつつ、歳を重ねるエイジングの意味を考えます。

 

最初の作品は、大賞に選ばれた徳岡義之さんの「人生、一度は光があたる」です。徳岡さんは子供の頃から父親に「人生には一度は光があたる時期が来るから、決して諦めないこと」と耳にタコができるほど、聞かされていました。しかし、次の通り、還暦までの人生には、一度も光があたる時期はなかったと言います。

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認知症・寝たきりを防ぐ 親のヘルスケア&チェック

からだにいいこと 20152月号 どうする?40代からの「親とのつきあい方」 

cover祥伝社発行の30代、40代女性向け雑誌「からだにいいこと」2月号の特集、どうする?40代からの「親とのつきあい方」に私へのインタビューを基にした特集記事が掲載されました。

 本特集のもとになっている拙著「親が70歳を過ぎたら読む本」の冒頭部分を下記にご紹介します。

 

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厚労省の調査によれば、入院や外来で治療を受ける「受療率」や「要介護認定者数」は70歳を過ぎると急増しています。また、認知症の「出現率」も70歳から5歳年齢が上がるごとに倍増していきます。

 

このように70歳を過ぎると、病気による入院、認知症の発症、介護の必要性が増え、死亡の確率も大きくなります。その結果、老人ホームや介護施設の探索・入居、死去による遺産相続などに伴う問題が起きやすくなります。

 

しかし、こうした高齢期の親に関わる諸問題はすでにお気づきのように、実は親だけの問題ではありません。むしろ多くの場合、子供である「現役世代とその家族の問題」になります。

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