1月28日東北大学特別セミナー

2021年1月28日 東北大学 & 東北大学ナレッジキャスト  特別セミナー 

1月28日(木)14時より産学共創によるウィズコロナ時代のスマート・エイジング・ビジネス」と題した特別セミナーをオンラインで開催します。

東北大学では15年前から今日の超々高齢社会を見据えた「スマート・エイジング」のコンセプトを提唱し、民間企業と共同で数多くの商品・サービスを社会実装してきました。

ウィズコロナ時代にその重要性が一層高まっているスマート・エイジング研究の最前線とその事業展開の方向性世界的な「脳トレブーム」の立役者、川島隆太教授とシニアビジネスが専門の村田がお話します。

コロナ禍という未曽有のピンチを産学共創によりビジネスチャンスに変え、明るい社会を切り開く「スマート・エイジング・ビジネス」の実例と今後を洞察します。

セミナーではまず、川島隆太教授が「スマート・エイジング研究の最先端動向と今後の方向性」と題した講演を行います。

高齢化率世界一の超高齢社会・日本の課題は、増え続ける認知症人口にどう対処していくかです。

昨年からのコロナ渦による外出自粛や面会制限により、認知症の人の症状や状態が悪化しているという報告が増えています。

一方、コロナ渦による在宅勤務の増加など生活習慣の変化、仕事や将来不安の強まりで精神的ストレスを感じる人が増えており、脳の健康度への影響が指摘されています。

ウィズコロナ時代のストレスの多い生活環境でも、脳の健康を維持・増進し、認知症予防につなげる生活スタイルが今こそ求められています。そのためには脳に関する正しい理解が必要です。

加齢により衰える脳機能をどうすれば維持・向上できるのか。最先端のスマート・エイジング研究から生まれた多くの産学連携事例を通じてその勘所を知ることができます。

次に、私・村田が「いかにして『加齢科学』の知見を『ビジネス』へ転換するか」と題して講演します。

私は21年前に「スマート・シニア」のコンセプトを掲げ、アクティブシニア市場の出現を予想しました。以来、日本は世界で最も活発なシニア市場の国になりました。

このシニア市場をさらに質の高いものに進化させるには、脳科学を含む「加齢科学」(エイジング・サイエンス)の知見が必要です。しかし、課題は大学の研究知見をいかに民間企業のビジネス価値に転換できるかで、そこには様々なノウハウが必要です。

これまでに339社が参加したスマート・エイジング・カレッジ(SAC)東京を通じて、数多くの産学連携を生み出し、商品・サービスを創出してきた実績を踏まえてウィズコロナ時代の産学共創ビジネスの方向性をお話しします。

最後に、国立大学の東北大学が100%出資で設立した株式会社、東北大学ナレッジキャストの荒井秀和社長が「ウィズコロナ時代のスマート・エイジング・ビジネス 2021年度活動のご説明」と題してプレゼンします。

なお、セミナーへの参加は無料です。ただし、法人の方限定です。一般個人の方や個人事業主の方は対象外とさせていただきます。

セミナーへの参加は事前登録が必要です。参加ご希望の方は、次のセミナー概要を確認のうえ、最下部に記載の「参加申込ページ」よりお申し込みください。

東北大学 & 東北大学ナレッジキャスト  特別セミナー概要

主催:国立大学法人 東北大学、東北大学ナレッジキャスト株式会社
日時:2021年1月28日(木)14:00-15:30(受付開始13:50)
会場:オンラインによる開催( Zoom を使用 )
定員:300名(事前登録制)
参加無料:法人限定、個人事業主・個人・学生の参加は不可

プログラム

14:00-14:10 開会挨拶:
青木 孝文 教授
東北大学理事 副学長・プロボスト
東北大学ナレッジキャスト株式会社取締役

14:10-14:40 講演1:
スマート・エイジング研究の最先端動向と今後の方向性
川島 隆太
東北大学教授 加齢医学研究所長
スマート・エイジング学際重点研究センター長
東北大学ナレッジキャスト株式会社取締役

14:40-15:10 講演2:
いかにして「加齢科学」の知見を「ビジネス」へ転換するか:300社を超える民間企業との実践
村田 裕之
東北大学特任教授
東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター企画開発部門長
東北大学ナレッジキャスト株式会社常務取締役

15:10-15:25 ご案内:
ウィズコロナ時代のスマート・エイジング・ビジネス:2021年度活動のご説明
荒井 秀和
東北大学特任教授
東北大学ナレッジキャスト株式会社代表取締役

15:25-15:30 事務連絡・閉会

特別セミナーへの参加申込要領

次の「参加申込ページ」からお申し込みください。

東北大学・東北大学ナレッジキャスト特別セミナー 参加申込ページ

東北大学スマート・エイジング・カレッジ(SAC)東京について

東北大学では、2015年4月より「東北大学スマート・エイジング・カレッジ(SAC)東京」を運営しています。第6期までにのべ339社の企業の皆様にご参加頂いております。

SAC東京は、企業の経営者・実務担当者に対して「加齢医学の基礎」から「シニアビジネス」まで最先端の研究開発動向と事業化の知恵を包括的・網羅的に提供し、健康寿命延伸ビジネスを多様な角度から支援する「事業支援カレッジ」です。

講師陣は、脳機能開発研究、脳の発達研究、運動学研究、免疫機能学、高次脳機能研究といった加齢医学分野に加えて、化粧心理学、コーチング研究、予防医学・疫学部門といった社会応用分野、さらには加齢経済学、シニアビジネスまで、各分野の最先端の研究者が勢ぞろいしています。

例えば、民間企業との産学連携で、これまで数々のヒット商品を生み出してきた加齢医学研究所長の川島隆太教授をはじめ、近著「生涯健康脳」が大ヒットし、その研究成果が社会的注目を集めている加齢医学研究所の瀧靖之教授、日本発の大規模複合ゲノムバンクの構築と未来型医療の実現をリードする東北メディカルメガバンク機構長の山本雅之教授など著名な方ばかりです。

SAC東京は、健康寿命延伸・スマート・エイジング分野での事業を検討中の企業にとって、最先端動向を包括的・網羅的に把握する絶好の機会になります。

4月から開始予定のプロジェクトでは、従来のSACに加えて、事業開発に直結する研究会を新たに立ち上げ、内容も一段とパワーアップします。

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