村田裕之Eレター 2011年9月20日 Vol.11
こんにちは、村田裕之です。
先週末、長野県松本市を訪れる機会がありました。
長野県の経営者が一同に会する場で
講演する機会をいただいたからです。
隣の新潟県出身の私から見ると、
長野県は観光資源や特産物の面で
遥かに恵まれているように思えます。
ところが、こういう話をすると、奥ゆかしい長野県の皆さんは、
「そんなことはない、新潟の方が宣伝がうまい」
と謙遜されます。
お互いに他人の芝生はきれいに見えると言うことでしょうか。
今回は松本で知ったことにまつわる話をお伝えします。
■新事業成功の要諦は自社・地域の強みを活かすこと
スマートシニア・ビジネスレビュー 2011年9月20日 Vol.163
先週末、長野県経営者協会での講演の際、
配られた資料を見て、思わずハッとした。
それは、長野県の市町村別老年人口割合のデータであった。
実はこうしたデータはどの都道府県でも
公開しているありふれたものだ。
しかし、私が思わず食い入るように眺めた理由は、
地図で市町村毎の地理的位置と
高齢化率の数値が色分けされていたからだ。
これを見ると、長野県全体の高齢化率26.5%という数値以上に
高齢化進展の生々しい現実をはるかに実感する。
たとえば、高齢化率が50%を超えている、
いわゆる限界集落が2か所もあることがわかる。
また、40%を超えているところが9か所もある。
全国平均23.1%という数値だけでも
日本は十分高齢化率世界一なのだが、
それどころではない40%、50% という地域が
多数実在する事実に改めて目を覚めさせられた。
http://bb.hiroyukimurata.jp/perspective/1217/
■安心・安全な老人ホーム探し
先見経済9月15日号 連載 親と自分の老い支度 第8回
自分には関係ないと思っていたら、突然親が脳梗塞で倒れ、
急きょ施設探しが必要になった・・・というような話は結構増えています。
とはいえ、近年増え続けている老人ホームや介護施設は玉石混淆状態。
どれをどう選べばよいかさっぱりわからない、
と思われる人も多いのではないでしょうか。
その難しい老人ホーム・介護施設選びの勘所をお伝えしています。
http://bb.hiroyukimurata.jp/hint/1210/
■超高齢社会への創造的解決策:日本の経験で講演します
9月29日スウェーデン大使館
スウェーデンなど北欧諸国は、日本から見ると社会保障の充実した
福祉先進国としてのイメージが強いです。
先の松本での講演会でもある会社の方が
スウェーデン・マジックと礼賛していました。
しかし、私がいろいろなスウェーデン人から直接話を聴くと、
スウェーデンはマジックではないと口をそろえて言います。
たとえば、スウェーデンでも高齢者にうつ病の人が多いことなどは
あまり一般には知られていません。
いまや世界のどこにもマジックなどはなく、
むしろ、抱える課題がどんどん似てきていると言って良いでしょう。
こうした課題に対しては、一つの国だけで取り組むだけなく、
共通の課題をもつ複数の国間で協働することによって、
より優れた解決策を生み出せる可能性があります。
9月29日、東京・六本木のスウェーデン大使館で
スウェーデン大使館主催のシンポジウムで講演します。
私の講演タイトルは「超高齢社会への創造的解決策:日本の経験
(Creative Responses to the Ageing Societies: The Japanese Experience)」。
日本で展開されているさまざまなシニアビジネスが、
医療・介護コストを下げるだけでなく、メンタルヘルスの改善によって、
活動意欲を促進し、新たな需要を生み出していることをお話しします。
http://bb.hiroyukimurata.jp/talk/speech/1099/
台風が近づいており、予断を許さない地域も多くなっています。
どうぞ、くれぐれもお気をつけください。
村田裕之
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