
脳の萎縮度のAI分析により認知症予防へつなげる
アルツハイマー病の進行過程では、記憶力や判断力などの認知機能低下の前段階に、脳の「萎縮(いしゅく)」が起きることがわかっている。特に脳の「海馬(かいば)」は最も早く萎縮が現れる。海馬を中心とした脳の萎縮がどの程度起きているのかを計測できれば、現状の脳の健康度を評価でき、将来の認知症発症リスクを推定、リスクを下げるための生活習慣の改善策を示すことが可能となる。東北大学発のスタートアップ、コグスマートは、頭部のMRI画像のAI分析によりこうしたサービスを行っている。