7月28日、名古屋の中部経済産業局で新ヘルスケア産業創出懇談会の第4回に出席します。
この懇談会は、医療機器、医薬品、医療周辺分野、セルフメディケーション、健康増進といった幅広い分野を包含した新ヘルスケア産業」に焦点を当て、中部地域における同産業の新たな創出に向けた今後の取組の方針を確立し、全国に向けて発信することを目的に設立されたものです。
実は私は雑誌「先見経済」連載1月号で、次のように述べていました。
産業育成と輸出促進は伝統的に通産省(現経産省)の役割だったので、本来は経産省がそのイニシアチブを取るべきと思う。だが、「シニアビジネス」という分野が、高齢者を相手にするために、厚労省の担当領域と重なることで、経産省が前に出にくいためか、わが国の産業育成の「空白地帯」となっている気がする。
今回の懇談会は、まさにこの「空白地帯」を埋める取り組みであり、その意味で大変意義のある活動だと考えています。
言い換えると、従来の「医療」「介護」といった枠にとらわれない新しい産業の創出を目指そうという試みなのです。
新ヘルスケア産業創出懇談会について(中部経済産業局)