2013年6月21日 国際交流基金・コンラート・アデナウアー財団
6月21日に東京・四谷の国際交流基金JFICホール「さくら」で開催される国際シンポジウム:少子高齢化をアドバンテージに変えるには~日独が目指す新しい社会・労働市場政策のかたち~にパネリストとして参加します。
このシンポジウムは、日本の国際交流基金とドイツのコンラート・アデナウアー財団との共催で開催されるものです。
日本とドイツは、先進諸国の中でも、最も早いスピードで少子高齢化が進展しており、社会保障制度改革、労働人口減少等、多くの共通課題を抱えています。
しかし、見方を変えれば、少子高齢化の進展が早い日本とドイツが、それに伴う諸課題に対処できれば、少子高齢化社会への対応で世界のロールモデルになれる可能性が大です。
「少子化」「高齢化」「高齢社会」というと、どうしても年金制度や介護保険制度のネガティブなイメージが強い傾向があります。しかし、ネガティブ面ばかりを強調するのではなく、その課題を踏まえた上で、経済・社会活性化の新しいあり方を追求する一つの機会として捉えるべきです。
本シンポジウムでは、日独の政府機関・民間企業・学界・NPOから専門家が集まり、社会保障制度、労働人口減少への対策、少子高齢化社会での人材活用、今後の政治・経済のビジョン等について議論を行い、どのように少子高齢化がもたらす諸課題を克服し、それらをアドバンテージに変えていくことができるか考えます。
日本からは私を含め、次の方々がスピーカー、パネリストとして参加予定です。(敬称略、登壇順)
秋山弘子(東京大学高齢社会総合研究機構教授)
宮本太郎(中央大学教授)
藤森克彦(みずほ情報総研 主席研究員)
権丈英子(亜細亜大学教授)
宮島香澄(日本テレビ放送網株式会社 報道局 解説委員)
鈴木暁子(ダイバーシティ研究所理事)
村田裕之(東北大学スマート・エイジング国際共同研究センター教授)
私はパネル4「少子高齢化をアドバンテージに変えるには―政治・経済のビジョンを描く―」のパネリストとして登壇します。このパネルのテーマは、本シンポのテーマでもあり、総括的な位置づけとのことです。
本シンポは参加無料とのことですので、ご興味のある方は、次の国際交流基金の特設ページからお申し込みください。申込み締切は6月17日(月曜日)まで、定員に達した段階で締め切るとのことです。
コンラート・アデナウアー財団