村田裕之の団塊・シニアビジネス・高齢社会の未来が学べるブログ

団塊・シニアビジネスのパイオニアで高齢社会問題の国際的オピニオンリーダー、村田裕之が注目の商品・サービス、市場トレンド、海外動向を独自の切り口で解説。ビジネスの視点、教訓・学び、生活のヒントをお伝えします。

「報酬系」の記事一覧

作動記憶量を拡大する脳トレアプリの例

高齢になっても新たな挑戦ができる秘訣

高齢期でも新たなことに取り組み、活動的に過ごす人が目につくようになっている。こうした人は私たちの認知機能の一つ「作動記憶量」が何らかの理由で若い頃と同等に維持されている可能性が高い。この傾向は若い頃から好奇心が旺盛で、多くのことに興味を持ち、行動的な人に多く見られる。しかし、若い頃にこうした傾向がなかった人もあきらめることはない。実は作動記憶量は「スパン課題」や「Nバック課題」といった脳のトレーニングによって拡大できることが東北大学の研究で明らかになっているからだ。

ウィズコロナの時代こそ、スマート・エイジングという生き方

2021年9月の日本の高齢化率は29.1%を超え、世界一の高齢社会となっています。その中でも認知症高齢者の数は2025年には730万人と予想されており、その社会的コストは日本では14兆円と言われています。この超高齢社会ではいかに健康に過ごすかが重要です。村田は2006年より加齢に対しネガティブなイメージをもつ老化、アンチエイジングとは違い、発達・成長といった思想をもとに「スマート・エイジング」を提唱してきました。第12回目を迎えたチャームカレッジではこれまでの講義で解説してきたスマート・エイジングの考え方を振り返りました。

なぜ、後半生に他人の役に立ちたくなるのか?

高齢期になると多くの人は、誰かの役に立つことをしたくなる。その理由は金銭的報酬より、人から感謝されることで自分が幸福を感じるといった心理的報酬が好ましくなってくるからだ。ボランティア活動等の利他的活動をしている人は、していない人よりも健康状態が良く、幸福感が高いという研究結果もある。心理学者のフライによれば、幸福と感じている人は不幸と感じている人よりも約14%長生きすると推定されている。

挑戦する高齢者支える脳トレ

一般的に高齢になるにつれて新しいことに取り組むのがおっくうになる。私たちの認知機能の一つ「作動記憶」が一般に加齢と共に減っていくからだ。すると、新しいことの理解に必要な時間と労力が増えていく。高齢になると新しいことの学習がおっくうになるのはこれが理由だ。高齢期になってからも新しいことに取り組むことができる人は、作動記憶の量が若い頃と同等に維持されている可能性が大きい。作動記憶量は「スパン課題」や「Nバック課題」といった脳のトレーニングによって拡大できる。
退職後の夢実現消費の例

50歳を過ぎたら趣味に注力 認知症予防にも

脳の萎縮は一般に加齢と共に進みます。これが進むと認知機能の低下が起こり、認知症になっていきます。脳機能画像研究の第一人者、東北大学の瀧靖之教授によれば、知的好奇心が旺盛なほど、脳の萎縮を抑えることがわかっています。50歳を過ぎると昔やっていたことにもう一度取り組み、自分らしさを取り戻そうとする「自己復活消費」、昔は経済的に実現できなかった夢を今実現する「夢実現消費」が増えてきます。こうした消費は迷わずどんどんやるのが認知症予防の観点からお勧めです。

「他人の役に立つ」ことは「自分の役に立つ」こと

東京オリンピックで道に迷ったジャマイカの金メダリストにタクシー代を渡したバス係の女性スタッフが話題になりました。ボランティア活動によって心理的報酬を得る機会が多くなると、高齢期にも精神的に豊かな生活を送ることができ、孤独の解消にもつながります。後半生になると他人から感謝されたり褒められたりすること「心理的報酬」に幸せを感じる傾向が強くなります。「他人の役に立つこと」は「自分の役に立つこと」でもあると認識して、彼女のように、積極的にボランティアにトライしてみてください。
達成したら嬉しいご褒美を

達成したら嬉しい目標とご褒美を作って、毎日生きるハリアイを

脳内の報酬系(ほうしゅうけい)という神経ネットワークに「ドーパミン」という神経伝達物質が放出されると「元気」や「やる気」「わくわく感」を感じます。「目標設定型」の生活で意図的にドーパミン分泌を促せます。目標設定のコツは今のレベルより少し高めで具体的に。目標は「達成したら嬉しい、ワクワクする」ものが重要です。
ドローンは中高年男性にユーザーが多い

50歳を過ぎたら趣味に注力 認知症予防にも

一般に認知症と診断されるかなり前の段階で脳の萎縮が進んでいる。脳の萎縮は加齢以外に、喫煙、飲酒、肥満、動脈硬化などが促進要因となる。一方、知的好奇心が旺盛なほど脳の萎縮を抑えることが東北大学の研究でわかっている。50代を過ぎると盛んになる「自己復活消費」「夢実現消費」は趣味活動がベースで知的好奇心を旺盛にする。
目標を達成したら楽しいことが待っていることが重要

リピーター獲得の秘訣とは?

スポーツジムやダイエット商品等には利用者が継続利用するものとそうでないものが見られる。しかし、両者の差の原因をきちんと理解している事業者は案外少ない。リピーターを増やすには報酬系と消費行動の関係の理解が有用だ。この原理を用いて「目標設定型」商品にすると継続利用を促しやすい。「達成したら嬉しい、ワクワクする」目標設定も重要だ。
目標達成型の生活で人生を楽しむ

目標達成型の生活で人生を楽しむ

重要なのは「目標を持つ生活」。何かを達成した時や誰かに褒められた時に脳の「報酬系」にドーパミンが分泌され「元気」や「やる気」を感じる。目標を定めて励むとドーパミンが出やすくなる。目標設定のコツは自分の今のレベルより「少し」上にすること、具体的に目標値と期日を決めること。