村田裕之の団塊・シニアビジネス・シニア市場・高齢社会の未来が学べるブログ

団塊・シニアビジネスのパイオニアで高齢社会問題の国際的オピニオンリーダー、村田裕之が注目の商品・サービス、シニア市場トレンド、海外シニアマーケット動向を独自の切り口で解説。ビジネスの視点、教訓・学び、生活のヒントをお伝えします。

「ロボット」の記事一覧

注目される介護ロボット 必要な理由と課題

保険毎日新聞 連載 シニア市場の気になるトレンド 第7回 近年、介護ロボットが注目されている。その直接的な理由は、平成 25 年(2013年) 6 月 14 日に閣議決定した日本再興戦略で、政府は「国民の『健康寿命』の延 […]

Book & Media Guide:シニアシフトの衝撃

月刊シニアビジネスマーケット 2013年1月号   シニアケア・ビジネスの専門誌、月刊シニアビジネスマーケットで、新著『シニアシフトの衝撃』をご紹介いただきました。   1月7日のスマートシニア・ビジネスレビューで「介護 […]

映画「サロゲート」が示唆する超高齢社会の一面

サロゲートとは、自宅に居ながら操作できる人間そっくりの代理ロボットのこと。サロゲートはロボットであるため病気をしない。齢をとらないので老いることもなく、いつまでも若々しい外見を保つことができる。サロゲート社会は、病気や老い、人間関係の煩わしさなど人間にとって都合の悪いこと全てを代理ロボットに委ねられる「便利で快適で安全な」社会だ。だが、こうした社会は本当に素晴らしい社会なのだろうか。

便利な時代の不便さ

物事は何かが便利になると、何かが失われるようになっている。かつて、フランスに留学していた頃、まだ電子メールはなかった。自費留学の貧乏学生の身にとって国際電話はあまりにも高価で日本にかける時には覚悟が必要だった。そんな頃、片道一週間かかって届く直筆の手紙が、異国での孤独な生活に萎えそうな自分にとって何よりの癒しとなった。便利になることは、かつて日常的に存在した苦労する機会が少なくなること。便利な時代とは、苦労する方法を探すことに苦労する「不便な」時代なのかもしれない。

擬似家族化するペット

スマートシニア・ビジネスレビュー 2003年8月23日 Vol. 33 今年、行楽地に向かう高速道路のパーキング・エリアで見慣れないものを見つけた。   それは、「犬のオムツ専用」のゴミ箱だ。 ゴミ箱の表面には […]