村田裕之の団塊・シニアビジネス・高齢社会の未来が学べるブログ

団塊・シニアビジネスのパイオニアで高齢社会問題の国際的オピニオンリーダー、村田裕之が注目の商品・サービス、市場トレンド、海外動向を独自の切り口で解説。ビジネスの視点、教訓・学び、生活のヒントをお伝えします。

「認知機能」の記事一覧

作動記憶量を拡大する脳トレアプリの例

高齢になっても新たな挑戦ができる秘訣

高齢期でも新たなことに取り組み、活動的に過ごす人が目につくようになっている。こうした人は私たちの認知機能の一つ「作動記憶量」が何らかの理由で若い頃と同等に維持されている可能性が高い。この傾向は若い頃から好奇心が旺盛で、多くのことに興味を持ち、行動的な人に多く見られる。しかし、若い頃にこうした傾向がなかった人もあきらめることはない。実は作動記憶量は「スパン課題」や「Nバック課題」といった脳のトレーニングによって拡大できることが東北大学の研究で明らかになっているからだ。
年齢別SNS利用状況

シニアのICT利用の敷居を下げるには?

シニアのICT利用を促す勘所:供給側では使い方が徹底的に簡単なインターフェイス。例えばパソコンではなくシニアが使い慣れているテレビを核とするやり方がある。需要側では「毎日の生活に不可欠」なアプリの存在。例えば健康保険証や自動車免許証、パスポートをスマホ化すれば、導入は飛躍的に進むと思われる。新型コロナウイルスのワクチンパスポート、接種証明も紙ではなく電子化すべきだ。
コロナ渦で増えた趣味

スマート・エイジングでウィズコロナ時代を生き抜く方法

筆者らが提唱しているスマート・エイジング実現のためには「運動」「認知」「栄養」「社会性」の4つが必要条件。ところが、新型コロナウイルス感染症の流行で生活スタイルが変わり、これらの条件を満足しにくい要因が増えてきた。特に巣ごもり生活の長期化でテレビやビデオ視聴時間が増えていることが気になる。テレビ視聴時に大脳の前頭前野(ぜんとうぜんや)に「抑制現象」が生じることが分かっており毎日長時間続くと脳機能の低下につながる。

シニアがICTに慣れ親しむ方策とは

ネットの普及が進み70代以上の利用率が急増している。一方で通販ではまだ紙のカタログが好まれ、ワクチン接種予約もネットより電話が圧倒的に多い。なぜ高齢者はICTが苦手なのか。認知機能の低下で作動記憶量が減るため「新しいこと=ICT」の学習がおっくうになり「昔からなじんだ安心なもの=電話など」を好むようになる。このため「徹底的に使いやすい」インターフェイスが重要となり、「使うと得」なことも重要となる
年齢層別死亡事故件数

高齢運転者の重大事故リスクを下げるカギ

ここ数年高齢者による交通事故が増えているとよく報道される。だが、警察庁交通局の平成31年2月発表のデータを見ると、実は65歳以上の交通事故死者数は、平成20年の2523人から平成30年の1966人までほぼ毎年減少している。人口10万人当たりの交通死亡率も9.19人から5.59人に減っており、特に高齢者による交通事故が増えているわけではない。一方、年齢別免許人口当たり死亡事故件数で見ると、75歳未満の運転者が平均3.7件なのに対し、75歳以上の運転者は平均7.7件と多いことがわかる。75歳以上で死亡事故割合が多くなる理由は加齢による認知機能低下が主な原因と考えられる。
今こそスマート・エイジング

スマート・エイジングのための3つの新習慣

コロナ禍で外出が減って部屋に籠ってテレビばかり見る生活になってしまいがち。テレビを見ているときは脳の前頭前野に抑制がかかりリラックスした状態ですが、毎日長時間この習慣が続くと認知機能の低下につながります。1日15分でよいので意図的に脳を鍛える作業が認知機能向上に重要です。

高齢者運転による交通事故防止

高齢者による交通事故が多いとの印象が報道により広がっているが、データを見ると特に高齢者による交通事故が増えているわけではない。一方死亡事故は75歳を過ぎて高齢になるにつれ増えている。主な原因は加齢による認知機能低下と考えられる。75歳以上の人が手軽に使えるテレビによる認知機能トレーニングで多くの認知機能と自動車運転技能が向上することが明らかとなっている。
テレビ視聴時の脳の状態

コロナ禍で進むアンチ・スマート・エイジング

コロナ禍の進展で前頭前野の活動を抑制する生活スタイル「アンチ・スマート・エイジング」が急増している。巣ごもり時間が長くなりテレビ視聴とビデオ鑑賞頻度が増加しており、長時間になると認知機能の衰えにつながる。テレビやビデオ、ユーチューブ視聴は一日2時間程度にすること、一日15分程度脳トレを行うことが対策となる。
コロナ渦で増えた趣味

コロナ禍での趣味活動の危うい点

コロナ渦でシニアのテレビ視聴とビデオ鑑賞が増えている。テレビやビデオ視聴時には大脳の前頭前野に「抑制現象」が生じるため、長時間視聴は認知機能低下につながる。対策はこれらの活動を一日2時間程度にすること、脳トレを一日15分程度集中して行うこと。
目標達成型の生活で人生を楽しむ

目標達成型の生活で人生を楽しむ

重要なのは「目標を持つ生活」。何かを達成した時や誰かに褒められた時に脳の「報酬系」にドーパミンが分泌され「元気」や「やる気」を感じる。目標を定めて励むとドーパミンが出やすくなる。目標設定のコツは自分の今のレベルより「少し」上にすること、具体的に目標値と期日を決めること。