親子の近居が生み出す新たな消費需要

解脱8月号 連載 スマート・エイジングのすすめ 第8回

解脱_0804_表紙シニアの消費を見る時に、個人による消費だけでなく、「家族の関係性」の変化による消費に目を向けることも重要です。変化の代表は、「近居」の増加。結婚した息子や娘の家族と「スープの冷めない」距離に居住する家族が増えています。

近居が登場した背景は、経済情勢の変化と社会の高齢化です。1990年代のバブル期には土地の高騰から2世代住宅が増えました。バブル崩壊後の1990年代後半に土地の値段が下がってくると、今度は子供世帯が独立に一戸建てを買えるようになりました。ところが別居はするものの、近居が増えていきました。

近居にはメリットが多くあります。同居しているとお互いにいろいろ気を遣ってストレスが溜まりますが、近居は基本的に別居なのでそれが減ります。一方で身体の衰えを感じる親世帯にとっては、子供が近くに住んでいるために、いざという時には世話をしてもらえる安心感があります。また、孫にもすぐに会え、交流もしやすくなります。

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今、企業が取り組むべき超高齢社会への対応

NICOプレス 201411月号

nicopress_1411公益財団法人にいがた産業創造機構(通称:NICO)が発行する機関誌、NICOプレスにインタビュー記事が掲載されました。

 

NICOプレスは、ビジネスに役立つタイムリーな特集記事のほか、ユニーク企業やその取り組み、優れた新商品の紹介、NICOの支援情報などを掲載した機関誌です。

 

最近、故郷の新潟からの仕事依頼が増えています。NICOの担当の方は、シニアビジネスの専門家を探索していて私を見つけ出したところ、新潟出身だと知ったとのことです。

 

いろいろな地域の方から仕事のご依頼をいただきますが、やはり故郷からの依頼に対しては、恩返しの気持ちからか、いつもより力が入る傾向があります。以下に全文を掲載します。

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【今日の一冊】~ 成功するシニアビジネスの教科書

2014630Webook of the Day

webook誰よりもわかりやすく、温かみのある書評で多くのファンがいるWebook of the Dayを主催されている松山しんのすけさんに新著をご紹介いただきました。以下に、全文を転載させていただきます。松山さん、いつもありがとうございます!

 

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「ゆるやかな大家族」が生み出す新たな需要

保険毎日新聞 連載 保険業界はシニアシフトにどう対応すべきか?第11

シニアシフト連載【第11回】大家族へ回帰する米国

 

近年、米国ではベビーブーマーの「大移動」が始まっている。移動には3つのタイプがある。第1のタイプは、いま住んでいるところよりも税金や生活費の安いところへの移動。第2のタイプは、広大なヤード(芝生の庭)のある大きな家から、もっと小さな家への移動。いわゆるダウンサイジングだ。

 

さらに、第3のタイプは、世帯ごとに独立して居を構えていたのを、親子2世帯あるいは親子孫3世帯など、「多世代世帯」で同居する家への移動である。多世代世帯とは、親・子、親・子・孫、親・孫などの複数世代がひとつ屋根の家に一緒に住む形態のことを言う。最近の調査によれば、今後10年間に米国の世帯の3分の1が多世代世帯になるという。

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新しい形の大家族

読売オンライン 今を読む:文化 201396

two-generational family-housing読売新聞編集委員の河合敦さんが拙著「シニアシフトの衝撃」第12章「進む大家族への回帰」をもとにしたコラムを執筆されました。以下に全文を転載します。

 

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新しい形の大家族 編集委員 河合敦

 

毎日、通勤で東京駅を利用している。勤め人で混み合う駅構内は夏休みシーズンの7~8月、帰省や観光地などに出かける旅行者も加わり混雑度が一層増した。

 

旅行者の多くは、親子連れや若者のグループ、カップルなど。だが、親、子、孫と3世代でのお出かけ姿も時折見かけた。おじいちゃんと小さな女の子、おばあちゃんとお兄ちゃんがそれぞれ手をつなぎ、後ろからお父さん、お母さんがついて行く。ほほ笑ましい光景だ。

 

「核家族」という言葉が定着して久しい。家族形態の一般的なイメージは、夫婦と子供、あるいは夫婦のみとなりつつある。代わりに「大家族」という言葉はあまり聞かれなくなった。特に、都市部の大家族は珍しい存在だろう。2010年国勢調査でも大家族を含む「核家族以外の世帯」は530万世帯と、2005年の594万世帯、2000年の634万世帯から大幅に減っている。

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3世代応援 「近居」提案 ディズニー割引

読売新聞 2013128日 家計の知恵

読売新聞130128_2祖父母のお金 消費に

 

シニアビジネスに詳しい村田アソシエイツ代表の村田裕之さん=写真=に、3世代向けの商品やサービスが登場した背景について聞いた。

 



企業は、少子高齢化社会の中で、資金力のある祖父母が大切な孫のために、財布のヒモを緩めることを期待しています。

 

また、長い不況もあり、若い世代の所得が減ったことが、特に住居の購入面で影響しています。資金のない若い世代は、親を頼り、同居や近居につながっているのです。

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超高齢化社会でのビジネスを指南『シニアシフトの衝撃』

20121126日 保険毎日新聞 新刊紹介

homai121126保険業界の専門紙、保険毎日新聞の新刊紹介コーナーで、新著『シニアシフトの衝撃』の書評が掲載されました。

 

余談ですが、今週6日に再保険業界の大手、スイス再保険会社主催の講演会で講演することになっており、保険業界のシニア市場に対する関心の高さを改めて感じます。

 

以下は書評の全文です。

 

いま、産業界では 「シニアシフト」が加速している。高齢化が進む日本社会では、従来のように若者やファミリー層のみをターゲットにしていたのでは生き残れないようになってきている。しかし同時に、シニア市場をターゲットにした取り組みを続けているが苦戦している企業も多い。これまでのマーケットとは根本的に異な点が多いためだ

 

本書は、14年にわたって数々の案件に直接かかわってきた著者が、その体験をもとに、シニア市場をマーケットにするに当たっての留意点や事業成功の勘所、市場に関する洞察などを説くもの。

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「孫ビジネス」の解説でNHKおはよう日本に出演します

20125107:15頃~7:30NHK総合テレビ

image明日510日の7:15頃からNHKおはよう日本に「孫ビジネス」の解説で出演することになりました。(インタビュー出演)

 

今年は団塊世代の最年長者が65歳になり、退職者が急増すると予測されており、新たなビジネスチャンスととらえている企業が増えています。

 

そのような動きの一つとして、団塊世代(祖父母)とその孫との関係性から生まれる消費に着目した「孫ビジネス」が再び注目されています。

 

従来の「孫ビジネス」といえば、孫の誕生を機会としたベビーベッドやベビーカーなどの育児用品から始まり、幼稚園や小学校入学を機会としたランドセル、勉強机などの学習道具、七五三などのお祝い品などが典型でした。

 

しかし、最近の「孫ビジネス」では、たとえば、三世代同居を考慮した住宅や三世代が一緒に楽しめる旅行商品、遊園地など従来型の商品に留まらない広がりを見せています。

 

今回の番組では、なぜ今、こうした新たな「孫ビジネス」が盛んになっているのか、その社会的背景についてコメントしました。特に近年増加が続いている「近居(きんきょ)」による消費行動の変化についてお話ししました。

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米国ベビーブーマーの大移動は何をもたらすか?

1010日 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第55

コネティカットの住宅 ベビーブーマーの大移動の始まり

「もうすぐこの家を引っ越さなければ。ここは税金が高く、生活費も高くて、とてもじゃないけど老後はやっていけないよ」

こう語るのはコネティカット州ウェストポートに住むジョージ・トンプソンさん(65)。トンプソンさんは、1946年生まれ。米国のベビーブーマー世代の最年長者だ。ウェストポートはニューヨークから電車で1時間の郊外にある高級住宅街。

彼らが引っ越してきた30年前はごく普通の住宅地だった。しかし、その後ニューヨークのベッドタウンとして、多くの富裕層が住む街に変わったのに伴い、住民税や市税、固定資産税などが高騰し、以前から住んでいる旧市民には住みづらい場所となってきたのだ。

 

「多くの退職者が他の州からここにやってくるけど、僕らはここでは暮らせないね。景気が悪くなって仕事がなくなったんだ」

ため息をつきながら重い口を開いてくれたのは、フロリダ州ジャクソンビルに住むデイビッド・ブランコさん(64)。ブランコさんは、退職者が老後を過ごすリタイアメント・コミュニティの施設マネジャーを務めていたが、あと2カ月で会社との契約が切れる。

一年中気候が温暖なフロリダ州は退職後に老後を過ごす場所として米国人の定番になっている。ところが、近年様子が変わってきている。以前は海沿いの瀟洒なリタイアメント・コミュニティに裕福な高齢者が大勢住んでいたのが、リーマンショック後、多くの空室が目立つようになった。

米国人は金融資産を株や投資信託で保有する割合が大きく、株価の下落で保有の金融資産が軒並み目減りし、フロリダの高級リタイアメント・コミュニティでは老後の生活資金が賄えなくなったのだ。

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今後10年間にアメリカの世帯の3分の1が 多世代世帯に?

村田裕之Eレター 2011年8月30日 Vol.9

こんにちは、村田裕之です。

 

昨日アメリカから帰国しました。

滞在中、ハリケーンの来襲があり、

あわや帰国できないという状況でしたが、

なんとか予定通り戻れました。

 

さて、今回は次の内容をお知らせします。

 

■大家族に回帰するアメリカ

スマートシニア・ビジネスレビュー 2011830Vol.161

 

先週滞在先のアメリカで、興味深い話を聞きました。

今後10年間にアメリカの世帯の3分の1

「多世代世帯」になるというのです。

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