2014年11月23日21:00より 東京・渋谷アップリンク
私と同郷(新潟県長岡市)で意欲作を続々と発表している気鋭の映画監督の五藤利弘さんの映画「花蓮(かれん)」が東京で限定上映されるのに合わせて11月23日のトークショーに出演します。
茨城県出身の歌手であり女優のキタキマユと、現在放送中の連ドラ「キャロリング〜クリスマスの奇跡〜」の主演俳優三浦貴大(三浦友和・山口百恵の息子!)がW主演作であるこの映画は、茨城県の有志により2011年に制作された、茨城県初のオール茨城ロケの作品です。
この映画が生まれた背景は、五藤監督が長岡市栃尾を舞台に制作して話題となった「モノクロームの少女」「ゆめのかよいじ」を茨城県の方が観て、「ぜひ、茨城を舞台に映画を制作してほしい」と五藤監督に強く要請したことに対して応えたものです。
東京の大学を卒業後、実家のある茨城の地方都市で設計士として建築会社に勤務している27歳の周平(三浦貴大)が、家業の蓮根農家を継ぐかどうか迷っている。そんななか、日系タイ人ホステスのカレン(キタキマユ)と出会い、幼馴染みの女性との再会で揺れていく。茨城の美しい風景を舞台に将来に惑う青年とルーツ探しにきたタイ人女性の淡いラブストーリーです。
今回の五藤監督とのトークショーのテーマは「再発見!知られざる映画の魅力について」。
先日長岡で行われた長岡アジア映画祭に参加した人の話によれば、映画祭そのものは活況だったものの、若い人が全くいなかったとのこと。
高度成長期には娯楽の筆頭だった映画も、多様化した現代では、娯楽の一つに過ぎません。しかも、映画以外の娯楽も沢山あります。
また、映画の観方にしても劇場で観なくても、後でDVD、パソコン、スマホでも観られるようになり、劇場に足を運ぶ機会・人数は激減しました。
こうした環境変化によって、映画は今後、中高年だけの骨董品になっていくのか?実はそうではないんじゃないか。単に若い人が映画の楽しみ方・本当の魅力を知らないことが映画衰退の原因ではないのか・・・こんな話を五藤さんとお話しするつもりです。(この通りにならない可能性も大です)
ご興味のある方は、ぜひ、東京・渋谷アップリンクまでお運び下さい。
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