村田裕之の団塊・シニアビジネス・高齢社会の未来が学べるブログ

団塊・シニアビジネスのパイオニアで高齢社会問題の国際的オピニオンリーダー、村田裕之が注目の商品・サービス、市場トレンド、海外動向を独自の切り口で解説。ビジネスの視点、教訓・学び、生活のヒントをお伝えします。

「脳トレ」の記事一覧

作動記憶量を拡大する脳トレアプリの例

高齢になっても新たな挑戦ができる秘訣

高齢期でも新たなことに取り組み、活動的に過ごす人が目につくようになっている。こうした人は私たちの認知機能の一つ「作動記憶量」が何らかの理由で若い頃と同等に維持されている可能性が高い。この傾向は若い頃から好奇心が旺盛で、多くのことに興味を持ち、行動的な人に多く見られる。しかし、若い頃にこうした傾向がなかった人もあきらめることはない。実は作動記憶量は「スパン課題」や「Nバック課題」といった脳のトレーニングによって拡大できることが東北大学の研究で明らかになっているからだ。

挑戦する高齢者支える脳トレ

一般的に高齢になるにつれて新しいことに取り組むのがおっくうになる。私たちの認知機能の一つ「作動記憶」が一般に加齢と共に減っていくからだ。すると、新しいことの理解に必要な時間と労力が増えていく。高齢になると新しいことの学習がおっくうになるのはこれが理由だ。高齢期になってからも新しいことに取り組むことができる人は、作動記憶の量が若い頃と同等に維持されている可能性が大きい。作動記憶量は「スパン課題」や「Nバック課題」といった脳のトレーニングによって拡大できる。
年齢層別死亡事故件数

高齢運転者の重大事故リスクを下げるカギ

ここ数年高齢者による交通事故が増えているとよく報道される。だが、警察庁交通局の平成31年2月発表のデータを見ると、実は65歳以上の交通事故死者数は、平成20年の2523人から平成30年の1966人までほぼ毎年減少している。人口10万人当たりの交通死亡率も9.19人から5.59人に減っており、特に高齢者による交通事故が増えているわけではない。一方、年齢別免許人口当たり死亡事故件数で見ると、75歳未満の運転者が平均3.7件なのに対し、75歳以上の運転者は平均7.7件と多いことがわかる。75歳以上で死亡事故割合が多くなる理由は加齢による認知機能低下が主な原因と考えられる。
前頭前野は脳の司令塔

脳を鍛えて認知症を予防しましょう

加齢にともない涙もろくなり、イライラするのは大脳の前頭前野の機能低下によって感情を抑制できなくなったため。この機能を改善するのが「脳のトレーニング(脳トレ)」。東北大学の川島隆太教授によれば脳トレには情報の「処理速度を向上する」ものと「処理容量を拡大する」ものがある。

高齢者運転による交通事故防止

高齢者による交通事故が多いとの印象が報道により広がっているが、データを見ると特に高齢者による交通事故が増えているわけではない。一方死亡事故は75歳を過ぎて高齢になるにつれ増えている。主な原因は加齢による認知機能低下と考えられる。75歳以上の人が手軽に使えるテレビによる認知機能トレーニングで多くの認知機能と自動車運転技能が向上することが明らかとなっている。
テレビ視聴時の脳の状態

コロナ禍で進むアンチ・スマート・エイジング

コロナ禍の進展で前頭前野の活動を抑制する生活スタイル「アンチ・スマート・エイジング」が急増している。巣ごもり時間が長くなりテレビ視聴とビデオ鑑賞頻度が増加しており、長時間になると認知機能の衰えにつながる。テレビやビデオ、ユーチューブ視聴は一日2時間程度にすること、一日15分程度脳トレを行うことが対策となる。
コロナ渦で増えた趣味

コロナ禍での趣味活動の危うい点

コロナ渦でシニアのテレビ視聴とビデオ鑑賞が増えている。テレビやビデオ視聴時には大脳の前頭前野に「抑制現象」が生じるため、長時間視聴は認知機能低下につながる。対策はこれらの活動を一日2時間程度にすること、脳トレを一日15分程度集中して行うこと。

脳トレの効果的なやり方は?

2020年7月17日 日経MJ連載 なるほどスマート・エイジング 日経MJ 連載「なるほどスマート・エイジング」第16回のテーマは「脳トレの効果的なやり方は?」。 依然厳しい入退室制限が続いている高齢者住宅や介護施設では […]