2012年11月24日 Social Enterprise Summit 2012(香港)
11月29日から12月1日まで香港で開催のSocial Enterprise Summit 2012で基調講演します。
講演タイトルは、Smart Ageing Way: Japanese experience toward the super ageing societies。日本語に訳せば「スマートエイジングという方法:超高齢社会に向けた日本の経験」です。
このサミットは、香港在住の社会企業が一堂に集まる年に一度の大きなイベントです。社会の課題をビジネスで解決する企業を「社会企業」と呼び、社会企業の活動を紹介するとともに、社会企業を目指す若者を支援することを目的としています。
今回のサミットでは4人の基調講演者のうち、唯一の日本人講演者としてお招きいただきました。
香港は、97年以降、中国の特別行政区となりました。しかし、以前、大英連邦の一員だった香港は、中国大陸とはまだ大きく異なっています。
特区別行政区である香港には、独自の政府があります。ところが、香港の人たちのメンタリティは、政府はどうせたいしたことをしてくれないので、自分たちで何とかしようとする企業家マインドの強いです。
この点においては、一見似ているシンガポールと大きく異なります。シンガポールも華僑が多く、香港同様の都市型国家ですが、何事においても政府主導で、いわば「親方シンガポール」の様相が強く、香港とは対照的です。
香港の人は、とにかくエネルギッシュで、アクティブです。香港の街を歩いていると、東京とは異なる人の活力を感じます。それは、ニューヨークのマンハッタンの雰囲気に似ています。いろいろな人間が集まっているからでしょうか。
この香港の社会企業が一堂に会するイベントで、香港でも近い将来やってくる高齢化の波=シニアシフトへの対処をビジネスで行うことの重要性をお話ししたいと思っています。
イベントには、中国大陸からも大勢やって来るようです。日中の政府間がおかしな関係になっている今だからこそ、民間レベルでの日本人の心意気を見せたいと思います。
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