「親が70歳を過ぎたら知りたいこと」講演報告

1016日 芦屋ハートフル福祉公社 福祉講演会

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昨日、芦屋市の芦屋ハートフル福祉公社が主催する『安心して老いるために - 「親が70歳を過ぎたら読む本」の著者に聞く』と題した講演会でお話しをさせていただきました。

 

東京を出る時、かなりの雨で心配したのですが、会場に着くころには雨はなし。講演前までには満席状態となり安堵しました(笑)。

 

ただし、拙著「親が70歳を過ぎたら読む本」は、もともと40代、50代の現役の方をターゲットに書いているので、そうした方に多く集まってほしいと思っていたのですが、実際来場されたのは多くが60代以上の方でした。「安心して老いるために」というチラシのタイトルでは、どうしても現役より退職後の方の関心が高くなるようです。

 

時間の制限があるため、前半は拙著の内容から、①安心・安全な老人ホームを見つけ出す、②相続トラブルを予防する、③認知症による生活トラブルを予防する、の3つについてお話ししました。

 

年配の方にとっては、これらの3つはどれも切実な問題のようで、会場の皆さんが食い入るように話を聴かれているのをひしひしと感じました。

 

特に「安心・安全な老人ホームの見つけ方」は、類書にほとんど書かれていない内容なので、講演後も質問を受けるほど関心の高い分野であることを改めて感じました。

 

また、後半は拙著の第4部に書いている要介護状態を予防するための次の3つ、①有酸素運動をする、②筋力トレーニングをする、③脳のトレーニングをする、を詳細にお話ししました。

 

有酸素運動としてウォーキングを実践している方は比較的多いようでしたが、筋力トレーニングの必要性については、あまり認識されていない方が多かったようです。また、学習療法による脳のトレーニングで認知症が改善できるという事実に多くの方が驚かれたようでした。

 

DSC_0609最後に、拙著には書いていませんが、最近の講演でよくお話しする次の2つ、①毎日をいきいきと過ごすために:明確な目標をもつ、②自分らしく生きるために、をお話ししました。

 

年齢とともに脳の神経細胞は減るものの、神経線維は増えていき、60代、70代でピークになること、隠れた能力をひきだすには具体的な目標設定が有効であること、自分の好きなことに没頭すること、など、実在の方の映像とともにお話ししました。

 

講演後に多くの質問や感想をお聞かせいただきましたが、介護のお仕事をされていると思われる50代の女性から頂いた次の言葉が大変印象に残りました。

 

「人間は齢をとるとだんだんと衰えて苦しんでいくことが多くなり、私は仕事柄多くのそうした方と接してきました。しかし、今日の話を聴いて、人間は、齢をとってもいいことがある、まだ夢が持てるのだということを知り、大変励まされました。」

 

日帰りの関西出張は、慌ただしいものとなりましたが、老後に対していろいろな不安をもっている年配の皆さんの気持ちを直接肌で知ることのできる良い機会でした。

 

以下は講演会で私のお話しを聴かれた方の感想の一部です。

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2011年10月15日 芦屋ハートフル公社福祉講演会 参加者アンケート抜粋

 

講師:村田 裕之 東北大学特任教授、エイジング社会研究センター代表理事

場所:芦屋市保健福祉センター

 

   大変参考になりました。是非これからの生活に役立てたいと思います。

   ありがとうございました。生きる勇気が湧いてきました。

   今後の日常生活の参考になりました。ありがとうございました。

   よくわかりました。「老いることは成長すること…。」「-」のことばかり考えていました」が「+」もある… ちょこっと笑顔で帰ります。

   現場の状況を踏まえてその問題点などを具体的に知ることができました。今まで老後のいろんな問題点を具体的に考えることはなかったのですが,主人と話し合いを持ちたいと思います。

   本屋さんで気になっていた本の著者・先生のお話が聞け,とてもわかりやすく勉強になりました。家族とも今日のテーマ,話し合ってみたいと思います。ありがとうございました。

   大変勉強になりました。ありがとうございました。私の趣味の成果を見てください。

   親の老後ではなく,自分の老後の問題にさしかかった。

   有料ホームのお話はシビアな問題です。トラブルが表面に出ないことが多く,市民は弱い立場に立たされてしまいます。倒産し,行き場を失う可能性も周知していただきたいと思います。

   今日は大変よいお話を聞きました。私は50代ですが,これからの生活に行かせたらと思います。特に有酸素運動・脳トレのお話 よかったです。

   今日は遠いところありがとうございました。とても参考になりました。頑張ります。

   すばらしいけど老人一人暮らしの多いのに驚きます。

   生きる事の考え方!!前向きな考えで(知識)(努力)を感じました。

   本当にうなずいて聞けるお話ばかりでした。76歳(私) 脳外科の帰りに寄りました。血管がすごく細くなっていることがレントゲンでわかりました。

   テーマ『安心して老いるために』が主体だと言うことで参加したが親が70歳を過ぎて読む本の4050歳の人が来てほしかったらしいが,その対象は本を購入して読めばよい。日野原重明ドクターの説,自分自体第2の人生を送りたい。鬼籍に入るまでピンピン生活し,病気になれば子どもに迷惑をかけずにコロリと来世に行きたい。不要な治療は必要ない。

   大変良く判りました。今日参加してよかったと思います。

   参考になった

   認知症予防や脳の活性化等の方法等すぐ出来るコツを知ることが出来てうれしく思います。今後も仕事や家庭に役立てたいと思います。

   カーブスを始めたばかりでしたが,筋肉をつけるにはよいと先生に聞き自信がつきました。

   非常に勉強になりました。本も読ませていただきたいと思います。ありがとうございました。

   今後の参考になりました。日頃から生活習慣を気をつけたい。

   わかりやすく参考になりました。ありがとうございました。

   楽しく最後まで聞くことが出来た。内容もわかりやすかった。

   有意義なお話 もっと前向きになってこれから取り組んでいきたい。ありがとうございました。

   今以上に頑張ろうと思った。わかりやすい語りでよかった。大変良かった。

   今日を機会に残りの人生を如何に楽しむか考えてみたいと思った。

   脳トレーニングで認知症が改善したり意欲が出てきたりという現実に感動した。是非今後に生かしたい。

   未来はいくつになっても自分でつくるもの。年をとっても,どのような身体状態になっても希望はあること。とてもうれしいおことばでした。ありがとうございました。

   親や親族が年老いてくると同時に自分の老い,老後の生き方も気になる。年齢(50歳)になってどう生きていくべきか考えるようになってきたところに,大変自信と希望を持てるお話を伺うことができ,感謝しております。

   私は20代半ばの年齢で,拝聴するのはまだ少し早いテーマかと思っていましたが,お話を聴けて親のためにも自身のためにも本当に良かったなと思いました。ありがとうございました。

   素晴らしいご講演でした。夢をいだいて老後を更に楽しく生きたいと思います。

   とてもわかりやすかったです。メモが取りきれずですが,また本やネットなどで調べて深めたいと思います。

   老いること→成長すること,夢をもつことの大事さ,自分の好きなことに熱中することなど生きることが年を重ねることがワクワクする思いがしました。

   とても励ましになりました。自分も楽しく年を取りたいと思います。

   わかりやすいお話でよかったです。

   いいお話 ありがとうございました。健康で生きていく指針にしたい。

   とても良い。

   今日は参加させていただきありがとうございました。講演とても役立つお話でした。

以上

 

親が70歳を過ぎたら読む本

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