International Conference of Wellness and Leisure Industries for Seniors

P1010976-21110日に台湾・台北市で開催されるInternational Conference of Wellness and Leisure Industries for Seniorsで講演します。
写真:台北市のはずれの神社でブラブラしている高齢者たち

この国際コンファレンスは、台湾の
Fu Jen Catholic University College of Managementが主催するもので、テーマは日本語に訳せば「シニアのための健康とレジャーに関するコンファレンス」です。

 

私の講演タイトルは「The Smart Ageing Way: Japanese Experiences for Super-Ageing Societies。日本語に訳せば「スマート・エイジングという方法:超高齢社会における日本の経験」です。

 

台湾で講演するのは初めてなのですが、今回は通常の講演依頼よりも嬉しい理由があります。それは、この講演依頼が来たのが10月初旬であること。つまり、台湾の目の先にある尖閣諸島での係争が発生してから大分時間が経過し、香港のみならず、台湾からも尖閣問題への抗議行動が出てきた後の依頼だからです。

 

実は今年の3月に別件で生まれて初めて台湾を訪れました。その時の印象は、空港の荷物受取台から街のつくり方に至るまで社会インフラの仕組みが日本にそっくりだったことです。松山空港から市街地に向かう街並みは、文字が中国語であることを除けば、まるで東京の京橋あたりにそっくりでした。

 

一般に台湾は親日国とされており、昨年の大震災の時も世界で最も日本への寄付が多い国(あえて国と呼びます)でした。被災地の仙台からは支援のお礼に在仙のオーケストラと合唱団が訪台して演奏会を開催するなど、つながりの強い国です。

 

ところが、尖閣問題が起きてから同じ親日派の香港だけでなく、台湾からも抗議行動の知らせが聞こえるようになってきました。

 

P1020006-2しかし、先日香港を訪問した時もそうですが、現地の様子や人々の意見は、たいていメディアが伝えるものと異なっています。もちろん、香港や台湾のすべての人が親日派ではないでしょう。
写真:台湾で目にするもの=大量のバイク

ですが、こういう時だからこそ、自らその地の多くの人に会って率直に意見交換することが、情勢を正しく理解するのに有益です。

 

日中の政府関係が緊張状態にあるこの時期こそ、民間レベルでの交流の絆を深める機会にしたいと思います。

 

 

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